【2023年10月】韓国スタートアップ資金調達動向まとめ|月間スタートアップレシピ
この記事は、韓国のスタートアップメディア「startuprecipe(스타트업 레시피)」が発行する「月間スタートアップレシピ(월간 스타트업 레시피)」の情報をもとに、資金調達状況や動向を掲載し、企業情報を紹介しています。
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2023年10月:韓国スタートアップ企業投資概要
総投資額は2,401億8,000万ウォンで、今年2番目に少なく
10月のスタートアップ総投資額は2,401億8,000万ウォン(約274億8,000万円)で、今年最高の投資額を記録した前月に比べ67%減となった。これは今年2番目に少ない金額だ。投資件数も80件台に落ち込んだ。1,000億ウォン(約114億4,000万円)以上の投資がなくなり、上位の資金調達企業でも100~350億ウォン(約11億4,000万円~約40億円)の間に収まった。最も多くの資金を調達した企業でも340億ウォン(約38億8,900万円)にとどまった。下半期に入って全体の投資金は増えたが、月別の増減が予測しにくいほど変動が大きい状況だ。
最も多くの投資金を確保したのはAutonomous A 2Zで340億ウォン
最も多くの投資金を確保したのは、340億ウォン(約38億8,900万円)を調達した自律走行モビリティ企業Autonomous A 2Z(オートノマスエイトゥージー)だ。AI企業MOREH(モレー)がこれに続き、グローバル企業AMD(エイエムディー)などから300億ウォン(約34億3,200万円)を調達した。ペットスタートアップBMSMILE(ビーエムスマイル)はSKネットワークスから280億ウォン(約32億円)の投資を受け、協力の機会を得た。
100億ウォン以上投資した企業数は再び10社以下に
10月は、100億ウォン(約11億4,000万円)以上投資した企業数が再び10社以下に減った。シードラウンド投資が依然として最も多くの割合を占めた中で、シリーズB以上の投資比率はかろうじて10%を超えた。
REVU CorporationがKOSDAQに上場、好スタート切る
注目すべき買収合併はなかったが、インフルエンサープラットフォームベースのマーケティング企業REVU Corporation(レビューコーポレーション)がKOSDAQ(コスダック)に上場し、初日に上昇を維持。好スタートを切った。
分野別分析
・車両・モビリティ分野に最も多い資金集まる
・生成型AI企業が世界的な有名企業から資金を調達
分野別では車両・モビリティ分野に最も多い資金が集まった。上位に自律走行技術を持つ企業が多数入った。これにソフトウェア分野が続いた。生成型AI企業などが世界的な有名企業から資金を調達。韓国内のAI企業の技術力が認められた形だ。
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