「アレルギーの非対面分析→パーソナライズ型ソリューション」を提供するbiocomがTIPSに選定

「アレルギーの非対面分析→パーソナライズ型ソリューション」を提供するbiocomがTIPSに選定

個人に合った非対面型の健康分析と、パーソナライズ型ソリューションを提供するbiocom（バイオコム）が、中小ベンチャー企業部の技術創業支援プログラムTIPS（ティップス）に選定されたと14日に明らかにした。

biocomは、TIPSの運営会社であるアクセラレーター(AC)ENSL Partners（エンスルパートナーズ）の推薦によって選定された。TIPSは、有望なスタートアップに民間投資会社が先行投資し、審査を経て政府が2年間にわたり5～7億ウォン（約5,600～7,900万円）の研究開発(R&D)資金を支援するプログラムだ。

biocomは顧客に診断キットを送り、食品アレルギー、重金属、腸内細菌の状態などについて非対面で検査する。その結果によって、一人一人に合った健康機能食品やサプリメントを提供する。

特に食物過敏症検査は、韓国人がよく食べる90種類の食物に対して遅延性のアレルギー反応を調べることができる。バイオ診断分析技術とパーソナライズ型アルゴリズム技術が、TIPS選定の大きな要因となったと同社は説明している。

biocomはこのようなバイオデータの分析能力を軸に、デジタル治療薬などの分野に事業を拡大する計画だ。今年初めの追加資金調達を通じてサービスを拡大する一方、2026年にIPO（企業公開）を行うのが目標だ。

biocomのチョン・テジュン代表は、「米国の場合、自宅で様々な機能栄養学分析を行うアットホームテスト(At-home test)のユニコーンが登場しており、一人一人に合ったヘルスケアを行っている」とし、「韓国初の診断分析を通じたヘルスケアのユニコーンになりたい」と述べた。ユニコーンとは企業価値10億ドル、韓国では約1兆ウォン以上のスタートアップを指す。

<画像=biocomの研究員が診断検査を確認している様子。/写真＝ENSL Partners>

原文：https://www.unicornfactory.co.kr/article/2024021413405597822