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FAXや印鑑文化はいつまで続くのか…日本のデジタル転換をサポートするKスタートアップ

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FAXや印鑑文化はいつまで続くのか…日本のデジタル転換をサポートするKスタートアップ

  • BORN2GLOBALのパートナー企業14社が20日から「Salesforce World Tour Tokyo」に参加
  • BORN2GLOBAL CENTERがICT分野のKスタートアップとSalesforceを独自のソリューションで仲介
  • Salesforce Venturesなど日本の投資会社20社と「ミートアップ」を開催

スタートアップの海外進出支援専門機関であるBORN2GLOBAL CENTER(ボーンツーグローバルセンター{以下、センター})が、クラウドベースの顧客関係管理(CRM)専門企業であるSalesforce(セールスフォース)と共に、韓国のICT(情報通信技術)スタートアップの海外展開と投資仲介を支援すると19日明らかにした。

センターは20日から2日間、東京で開かれるITカンファレンス「Salesforce World Tour Tokyo(セールスフォース・ワールドツアー東京)」に、△AIRS Medical(エアーズメディカル)、△Business Canvas(ビジネスキャンバス)、△CLASSUM(クラッサム)、△Colosseum(コロッセウム)、△datarize(データライズ)、△Doda mind(ドダマインド)、△Gaudio Lab(ガウディオラボ)、△Jocoos(ヨクス)、△MOIN(モイン)、△Pagecall (ページコール)、△Qubit Security(キュービットセキュリティ)、△Ringle(リングル)、△Limit Mobility(ウィミットモビリティ)、△Wrtn Technologies(リートンテクノロジー)の、韓国のICT専門企業14社と共に参加する。

センターの関係者は「これらの企業は、Salesforceのエコシステムへの参入が可能で、グローバル市場全般に拡大する可能性が高いSaaS(サービス型ソフトウェア)ソリューションを保有している企業だ」とし「Salesforceとのソリューションマッチングのための個別相談、ワークショップなどを実施する予定」と述べた。

Salesforceは今年第1四半期の売上高が82億5,000万ドル(約1兆1,500億円)に達するIT分野の大企業だ。最近、対話型AI(人工知能)チャットボット「Chat GPT」と同様の生成型AIサービスである「Einstein GPT(アインシュタイン GPT)」を公開し、注目を集めた。Einstein GPTはSalesforceのCRMシステムに搭載され、社員を対象に自動化機能を提供している。

センターはまた、Salesforceのベンチャーキャピタル子会社であるSalesforce Venturesを含む日本国内の投資会社20社が参加し、参加企業のサービスソリューションを評価しながら投資相談を行う「ミートアップ」イベントを開催する。

2009年に設立されたSalesforce Venturesは、主に人工知能(AI)、クラウドコンピューティング、データ分析、エンタープライズソフトウェア産業分野に投資している。これまでの投資額は50億ドル(約7,000億円)以上で、30社以上の企業を上場させ、100社以上の企業を買収した。現在、27カ国400社以上の企業に投資し、パートナーシップを結んでいる。

BORN2GLOBAL CENTERのセンター長キム・ジョンガプ氏は、「Salesforceが直接企業の選定過程に参加しただけに、パートナーシップ締結や直接投資などの目に見える成果があるだろう」とし「特に、デジタル転換を急いでいる日本でイベントが開かれるので、韓国のデジタル転換専門企業にとっては日本市場に進出する良い機会になる」と述べた。

一方、SaaSはインターネットブラウザを通じてエンドユーザーに提供されるクラウドベースのソフトウェアで、メンテナンスとコストの面でメリットがあり、代表的なITビジネスとして定着している。科学技術情報通信部も約460億ウォン(約50億6,000万円)の予算を投入し、SaaSベースのディープテック(先端技術)スタートアップを支援している。



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原文:https://www.unicornfactory.co.kr/article/2023071718290493074



/media/UNICORN FACTORY
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UNICORN FACTORY

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