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ビジネスアプリのダウンロード数急増...収益1位はLinkedIn

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ビジネスアプリのダウンロード数急増...収益1位はLinkedIn

Sensor Tower(センサータワー)が発表した「2023年ビジネスアプリ市場インサイト」レポートによると、2020年全世界のビジネスアプリのダウンロード数は、新型コロナウイルスの影響で前年比130%急増した38億件を突破し、過去最大を記録した。そのうち60%以上のダウンロードが、Google Playで発生した。新型コロナの影響が減少するにつれて、2021年と2022年の全世界のビジネスアプリのダウンロード数は多少下落したが、依然としてパンデミック以前のレベルを上回っている。2023年には、ビジネスアプリのダウンロード数が再び増加傾向に戻ると予想される。

インド、中国、東南アジアなど、アジア市場のビジネスアプリダウンロードシェアが最も高く、2021年には総ダウンロード数の50%以上がアジアで発生した。そのうちインド市場は、ビジネスアプリダウンロード数が最も多い単一市場で、2023年第1四半期に1億1000万件を突破し、米国市場が1億件と、その後を追いかけていた。

2018年から2022年まで、世界中のビジネスアプリのアプリ内購入収益は大幅に増加し、2020年から2022年まで毎年107%、47%、19%という高い成長率を見せた。2022年、世界のビジネスアプリの収益は12億ドル(約1700億円)を突破し、そのうち89%がApp Storeで発生した。2023年も世界のビジネスアプリの収益は増加し続け、15億ドル(約2126億円)に迫ると予想される。

北米は、ビジネスアプリのアプリ内購入収益が最も高い市場であり、2022年にはビジネスアプリの収益の約50%がここで発生した。そのうち米国市場の収益が5億7000万ドル(約808億円)を記録しており、これは世界のビジネスアプリ総収益の47%に相当する。2023年第1四半期、北米のビジネスアプリ収益は前年同期比33%増加し、1億7000万ドル(約2410億円)に迫った。

2023年第1四半期全世界のビジネスアプリダウンロードランキングとアプリ内購入収益ランキングTOP 10を見ると、Microsoft(マイクロソフト)が提供しているビジネスソーシャルアプリ「LinkedIn(リンクドイン)」の成果が目立つ。2023年第1四半期、「LinkedIn」の収益は前年同期比77%増加し、世界のビジネスアプリアプリ内購入収益1位を維持した。Sensor Tower Store Intelligenceによると、「LinkedIn」は2023年5月5日までにアプリ内購入収益が13億ドル(約1842億円)を突破し、このうち53%を超える収益が米国市場で発生した。

2023年第1四半期の国や地域別にビジネスアプリのアプリ内購入収益ランキングを見ると「LinkedIn」は、米国、東南アジア、中南米市場でも1位を占めた。特に韓国市場では、4位にランクインした「LinkedIn」と共に「Jobplanet(ジョブプラネット)」が1位、「blind(ブラインド)」が5位にランクインし、韓国でのビジネスソーシャルアプリの人気を確認することができた。

また、INTSIG Information(イントシグ・インフォメーション)が提供するドキュメントスキャナーアプリ「CamScanner(カムスキャナー)」が東南アジア、中南米など多数の市場で優れた収益実績を記録した。東南アジア、中南米市場共にビジネスアプリのアプリ内購入収益ランキング2位に浮上し、ビジネスカテゴリーの競争が激しい米国市場でも収益ランキング6位に名を連ねた。



原文:https://platum.kr/archives/210815




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