KakaoエンタとSMエンタが北米統合法人を設立…「K-POPの輸出を拡大」

Kakao EntertainmentとSMが北米統合法人を設立…「K-POPの輸出を拡大」

Kakao Entertainment（カカオエンターテインメント）がSM（エスエム｛129,300ウォン ▼6,800 -5.00%｝）エンターテインメント(SM)と北米統合法人を設立する。SMのグローバルIP（知的財産権）と制作能力、Kakao Entertainmentの音源・アルバム流通ネットワークとマルチレーベルシステムで、北米を拠点にグローバル市場展開を加速させる計画だ。

Kakao Entertainmentは、既存の北米法人である「Kakao Entertainment アメリカ」と「SMエンターテインメントUSA」を統合すると1日明らかにした。統合法人名及び持分比率は未定で、年内に詳細手続きを終える予定だ。今年3月にKakao(53,100ウォン▼100 -0.19%) とKakao EntertainmentはSMを買収しており、事業協力を本格化させていく計画だ。

北米統合法人の代表は、Kakao Entertainmentのグローバル戦略担当(GSO)兼SMの最高ビジネス責任者(CBO)であるチャン・ユンジュン氏が務める。チャン代表はソニーミュージックコリアの代表出身で、グローバル音楽産業の広いネットワークを持つと言われている。

Kakao EntertainmentとSMの北米統合法人代表　ジャン・ユンジュン氏。/写真=Kakao Entertainment

IVE、aespaで北米攻略に「拍車」…「海外で新人を発掘」

北米統合法人は、Kakao EntertainmentとSM所属アーティストのグローバル進出を強化する役割を担う。音楽アルバム・コンサート・放送・プロモーションなど、アーティストのグローバル活動を全面的に支援するため、360度マネジメントシステムを構築する。北米現地アーティストやIPの発掘にも乗り出すという。グローバルレコード会社や流通プラットフォームなどの現地パートナーと協力を拡大し、北米・欧州の音楽市場における流通競争力を高めるのが目標だ。

Kakao Entertainmentの関係者は「IVE（スターシップ）やaespa(SM)が、年内に北米などのグローバル活動を拡大すると明らかにしただけに、統合法人を中心に活動領域を拡大して、世界中のファンとコミュニケーションをとりながら、グローバルアーティストとしての地位を固めたい」と述べた。

Kakao、Kakao Entertainment、SMの3社は、北米統合法人の発足に続き、さらなる事業協力案も具体化する予定だ。Kakao Entertainmentのミュージック・ストーリー・メディア部門とSMの音楽・アーティストIP部門を組み合わせたグローバルプロジェクトだ。

チャン・ユンジュン代表は「北米統合法人として、Kakao EntertainmentとSMに所属するアーティストの世界進出と成長をサポートする」とし「これを基盤に、音楽とアーティストIPの企画・制作・流通を網羅するKakao Entertainmentの成長力を世界市場に証明したい」と述べた。

<写真=Kakao Entertainment>

原文：https://www.unicornfactory.co.kr/article/2023080111280139280