商業ビル管理SaaS「Building Care」運営会社The Oneder、シード資金調達

商業ビル管理SaaS「Building Care」運営会社The Oneder、シード資金調達

商業用ビル管理SaaS「Building Care（ビルディングケア）」を運営しているThe Oneder（ザ・ワンダー）がシード資金調達をした。今回のラウンドはBASS Investment（ベースインベストメント）がリードし、sopoong Ventures（ソプーンベンチャーズ）が参加した。投資金額は非公開。

The Onederは、韓国初の商業用ビル管理協業ツールを提供するプロップテック分野のB2B SaaSスタートアップだ。既存の建物管理業務がエクセル、手帳、メッセンジャーなど後進的な形で行われていたのに対し、The Onederの「Building Care」は、クラウドベースの協業と共有方式を通じて建物管理時の業務生産性を最大化し、機密データの流出を恐れることなく効果的に管理できる特徴がある。

Building Careは今年1月のベータ版立ち上げを皮切りに、個人ビルオーナー、不動産仲介事務所、不動産仲介法人、不動産資産管理会社および中堅企業に至るまで、不動産関連従事者の間で急速に口コミで広まり、成長した。現在、Building Careは、中・小不動産資産管理会社を顧客として確保しており、Building Careで管理している中小規模の建物250棟の資産価値は約4兆ウォン（約4,431億4,900万円）に上る。また、最近では韓国最大規模の空間管理専門会社S&Iコーポレーションと「SANDI」を通じた施設管理協業で事業領域を拡大している。優れた製品品質と成長に支えられ、8月から正式に有料サービスを導入した。

The Onederのチームは、シェアオフィス空間とアプリのUXUI改善プロジェクトをはじめ、自治体や大学が保有する多数の建物を効果的に運営できる、建物運営SaaSの提供を通じて専門性を高めてきたことが特徴だ。強固なチームワークを基に建物管理市場に拡大し、差別化したサービスを作っている。The Onederのイ・ミンウ代表は、「これまで様々な顧客に認められてきた高いレベルの顧客中心的思考を基盤に、後進的な商業ビル管理市場を誰よりも早くイノベーションする」とし、「今後、誰でも簡単かつ快適に使用できるBuilding Care OS(Operating System)を中心に、商業用不動産市場の様々な利害関係者と業者をつなぐ韓国最高の統合プラットフォームに進化させていきたい」と意気込みを語った。

また、今回の投資をリードしたBASS Investment（ベースインベストメント）のヤン・ヒョンジュン首席チーム長は、「The Onederは複雑な利害関係が絡み合う商業用不動産市場で驚くべきスピードで完成度の高い製品開発と顧客確保に成功した」とし、「グローバル商業用不動産管理領域で様々なユニコーンが登場したように、The Onederが韓国を代表するプロップテック・スタートアップとして成長することを期待している」と話した。

また、今回の投資に参加したsopoong Venturesのチェ・ギョンヒ・パートナーは、「住宅用不動産取引市場は過去10年間、IT技術を基盤に大きな変化と発展があったが、それに比べて商業用市場は大きな変化がなかった」とし、「The Onederは初期チームらしく市場浸透戦略が素晴らしい上、製品の完成度も高く、プロップテック領域で大きなイノベーションを起こすと思う」と話した。

<報道資料提供:The Oneder>

原文：https://www.besuccess.com/%ec%83%81%ec%97%85%ec%9a%a9-%ea%b1%b4%eb%ac%bc-%ea%b4%80%eb%a6%ac-saas-%eb%b9%8c%eb%94%a9%ec%bc%80%ec%96%b4-%ec%9a%b4%ec%98%81%ec%82%ac-%eb%94%94%ec%9b%90%eb%8d%94-%ec%8b%9c/