[AI TECH+ 2023]未来の新技術・製品の饗宴...マーケティング・情報交流の場広げる

[AI TECH+ 2023]未来の新技術・製品の饗宴...マーケティング・情報交流の場広げる

• 8月30日～9月1日、金大中コンベンションセンターで140あまりの機関・企業がこぞって参加
• 知能型農機具・AI+コンテンツ・ヘルスケアのカンファレンス・相談会など内容盛りだくさん

30日から9月1日までの3日間、韓国の金大中（キム・デジュン）コンベンションセンターで開かれる韓国最大規模の人工知能(AI)産業専門展示会「AIテックプラス(TECH+)」は、AI関連企業のマーケティングと情報交流の場となりそうだ。

南西部の光州（クァンジュ）市が主催し、人工知能産業融合事業団と光州観光公社が主管する今回の展示会には140以上の機関や企業が参加し、革新的なAI新技術と製品を多数披露する。

NHN Cloud（エヌエイチエヌクラウド）は、今年10月の開所を目標に、韓国AI技術開発の拠点となる「NHN光州国家AIデータセンター」をはじめ、最高レベルのセキュリティを備えた幅広いサービスと専門技術を支援する統合クラウドサービスを紹介する。

THINK for BL（シンクフォービーエル）は、設計ツールであるデータバランス技術ベースのAI信頼性検証製品「Re:In（リーイン）」でデータ不均衡評価プロセスを実証し、これを通じてAIのエラーとバイアスを規制ではなく技術で解決できることを示す。GENDATE（ジェンデータ）は、顧客のAIモデルの開発環境に合わせ、様々な形態のデータ処理およびインハウス方式の作業による高品質のデータ処理が可能な、AI学習用データセット構築サービスを展示する。

DEEPNOID（ディープノイド）は、簡単なモジュール組み立てでビジネスにすぐに適用できるAIモデル開発を支援するプラットフォーム「DEEP:PHI（ディープハイ）」を出展する。非専門家や時間的余裕がない研究者が直接AIモデルを迅速に開発し、ビジネスに適用できる画期的なソリューションだ。

WISESTONE（ワイズストーン）は国際標準(ISO/IEC)を基にAI技術を適用したすべての製品の品質を認証する「AI+認証」などを紹介し、crowdworks（クラウドワークス）は韓国で初めて開発したクラウドソーシングを活用したAI学習用データ前処理プラットフォームを展示する。

<HHSが開発した生体信号処理基盤のスマート安全管理システム>

HHS（エイチエイチエス）は脳波、心拍、体温などの生体信号処理技術基盤のスマート安全管理システムを展示し、スマートヘルスケア分野での地位を高める。同社が開発したスマート安全帽は労働者の左脳、右脳から出る脳波と心拍数を測定することができ、転倒や転落などの衝撃まで検出できる機能を備えている。

in VIRUS TecH（インバイラステック）はAIによる感染症診断技術とウイルス診断キットを紹介する。AI基盤の医療サービスを提供するPinetree System（パインツリーシステム）は、情報セキュリティソリューション及び企業で内視鏡施術内容のビッグデータ化及びAI要素技術を適用したシステムを公開する。

G-AILAB（ジーアイラボ）は、クラウドベースにカスタマイズされたサブスクリプション・ヘルスケアプラットフォームとAIベースのモノのインターネット(IoT)を融合したAIoTサービスなど、様々な分野のビジネスモデルを披露する。

BLUECAPSULE（ブルーカプセル）は、モバイルデジタルコンテンツ、文化観光デジタルコンテンツ、仮想現実(VR)アトラクションコンテンツ、メタバースコンテンツなどを出展する。ART Lab（アートラボ）は、肌データと化粧品データをつなぐデジタルスキンケアソリューションを展示する。

展示会期間中、特別館でAI技術と様々な産業の融合をテーマに開かれる「AI+Xカンファレンス」では、農産業、モビリティ、コンテンツ、ヘルスケアなど、AIを活用する様々な分野の最新トレンドを見ることができる。

初日30日の「AI+農産業」では、△先端無人自動化試験団地の造成及び運営△オランダの先端温室無人自動化技術の現況△ウズベキスタンのスマート農業の技術とAIの発表が行われ、「AI+トレンド」では△NHN Cloud AI本部の「世界を変える生成型AIの話」△Tech Frontier（テックフロンティア）の「巨大言語モデル(LLM)技術の進化と注目すべき企業」が発表される。

31日には「AI+知能型農機械」「AI+コンテンツ」「AI+ヘルスケア」「AIイノベーション」をテーマに発表が行われ、「AIワールドコングレス(AWC) 2023 in 光州」では、グローバルAIカンファレンスとして未来農業の研究動向と、現在、農業分野で使われているAI技術を見ることができる。

最終日の9月1日には、光州全南（チョンナム）情報技術(IT)従事者協議会が主催する「第2回光州全南開発者競進大会」が開かれる。

付帯行事として、大韓貿易投資振興公社(KOTRA)主管の海外資金調達商談会、人工知能産学連協会のAIオープンイノベーション、ビジネスコネクティング、英国グローバル企業のオンライン商談会なども予定されている。

展示会と同時期に開催されるスマートファーム専門展示会「GREEN & AGRITECH ASIA2023」も観覧できる。

<画像=AI TECH+ 2023の広報ポスター>

原文：https://www.etnews.com/20230824000337