韓国・科学技術情報通信部、デジタル革新技術基盤の医療分野国際共同研究を推進
韓国・科学技術情報通信部、デジタル革新技術基盤の医療分野国際共同研究を推進
韓国の科学技術情報通信部(省)が医療分野の国際共同研究を支援する「2024年医療データ分析知能型SW協力」事業を4月22日から公告する。
現在、医療分野は医療AI、デジタル治療機器などのデジタル革新技術を活用したデジタルヘルスケア市場が急成長している。韓国のAI競争力強化及び医療先進化のために、政府レベルの戦略的な国際協力とともに、国際共同研究を通じた先進技術の確保の必要性が高まっている。
今年50億ウォン(約5億6,100万円)規模で新規推進する「医療データ分析知能型SW協力」事業は、既存の韓国内外の先進機関間の断片的な研究を越え、医療AIまたはデジタル治療機器の分野について研究開発型と事業化型の2つの類型に区分し、計3つの課題を支援する。
研究開発型は、医療データの確保、医療AIまたはデジタル治療機器の開発、韓国内外の医療機関を対象とした臨床試験など、初期開発段階の2つの課題を支援する。事業化型は、医療AIまたはデジタル治療機器の臨床試験、許認可取得など、サービスの安定性・有効性の確保及びグローバル事業化のための1つの課題を支援する。
韓国内外の医療データの確保及び開発される医療AI・デジタル治療機器の信頼性、有効性及び安定性検証のために多くの費用と時間が必要な医療分野の特殊性を考慮し、研究開発型は年間16億ウォン(約1億7,900万円)以内、事業化型は年間18億ウォン(約2億円)以内の規模で最大3年間支援する予定だ。
同事業に関心のあるICT企業や医療データの収集・加工、性能評価、実証(臨床)などを推進できる医療機関、研究能力を有する大学などは、コンソーシアムを構成して支援することができる。課題推進計画、技術開発能力、国際協力の具体性などを総合的にまとめた研究開発計画書を提出する。
課題申請のための具体的な支援内容と選定手続きなど、公募の詳細内容については、汎省庁研究支援システム及び情報通信企画評価院のホームページで確認できる。詳細は4月30日に開催される事業説明会でも説明する。
科学技術情報通信部のオム・ヨル人工知能基盤政策官は、「デジタル技術の覇権競争が激化し、本格的なAI・デジタル時代が到来したことに伴い、先端技術のシナジー創出のためのグローバル研究協力体制の構築は不可欠だ」とし、「医療分野など、AI革新が期待される分野に対する国際共同研究を通じて、先導的なAI能力を確保し、デジタルメリットを全社会が享受できるよう積極的に支援する」と話した。
原文:https://www.etnews.com/20240421000017
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