社会を変えるのは「非主流」|COME UP 2021
「社会を変えるのは結局非主流ということ。非主流の観点からビジネスモデルを掴むのはスタートアップが一番上手だ」
「今は当然の民主主義、クレジットカードともに最初はマイノリティだった。月が地球の周りを回るように市場は明らかに変わる。本当に大きな市場、未来の変化を導く市場は、現在は見えないか小さすぎる可能性が高いが、人類社会を変えるのは結局、非主流ということ。非主流の観点から事業モデルを掴むのはスタートアップが一番上手だということを申し上げたい」
「HGIの事業モデルであるインパクト投資も最初は非主流だった。良い企業に投資してお金を稼ぐことができるのかという質問をたくさん聞いた。そのたびに稼げると言った。コロナのような社会問題に先制的に対応し、市場の機会をつくる企業に投資すれば可能性がある。そして問題を解決する会社に投資するからお金を稼ぐことができる」
グローバルスタートアップカンファレンス「COMEUP 2021」1日目のソーシャルセッションで、Hey Joyce(ヘイジョイス)のイ・ナリ代表とHGIのナム・ボヒョン代表が「多様性の観点から見た新しい市場の発見」をテーマにファイアサイドチャットを行った。
Hey Joyce(ヘイジョイス)は女性キャリアアクセラレータプラットフォームで創業3年6ヶ月で会員2万人を集めた。女性に対する社会的偏見を克服し、「働く女性たち」という市場を最初に特定し、「パワフルな」市場であることを証明する成果を出している。
価値ある事業をしながら収益を生み出す部分が十分かどうかという指摘について、イ・ナリ代表は「お母さんお父さんのうち、誰かが子供の世話をしなければならないということは、今後一生仕事をしなければならないという変化においてそぐわない部分だ。 『Jaranda(幼児教育・保育マッチングプラットフォーム)』の場合、子どもを先生の家に送り、親顧客のニーズに合ったサービスを提供することで、関連市場規模が10兆単位で大きくなっている」と話した。
最近のマーケティングトレンドの中で一般的に言及されている破片化された関心、ライフスタイル多角化の面で成功した企業に対する質問もあった。イ代表は「投資家ではなく、初期スタートアップ代表であるため特定企業を申し上げるのは慎重だ」とし、「多様で複雑な好みを満たさなければならないという難しさがある。イム・ヨンウンの歌を聞く人は「ストリート・ウーマン・ファイター(女性ダンサーが出演する韓国のサバイバル番組)」を見ない、このような状況で、大きな市場を持つ大きな企業が出てくるのか、という疑問を創業者、投資家ともに持っている。しかし、高い投資成果を収めた場合を見ると、「私たちのサービスはとても尖っている」というところだ。例えば、糖尿食などサービスするスタートアップについて、投資家は「糖尿食の需要者を満足させると糖尿病患者、ダイエットをする人も満足させるだろう」と話した。
「Hey Joyceをはじめとする尖った市場を狙う会社が投資をうまく受けて3~5年の間に変わる様子が見られる」と話した。イ代表は「数千億規模に成長した中古取引プラットフォームのように、ニッチマーケットで証明するスタートアップが脚光を浴びる時代」という観点を明らかにした。特にイ代表は、様々な需要の中で個人の好みに合致する部分を強調した。
イ代表は「Hey Joyceは100%のオンラインサービスを提供しているが、Zoomの代わりに独自のウェビナーを作るために一石を投じた。ウェビナーを自分で作らなければならないと考えた理由は、カンファレンスを見るのにとどまらず交流する空間を作らなければならないと考えたからだ。また、個人情報を侵害せずにデータを蓄積し、どの関係網、プログラムを希望するのかを読む。その結果、チャットが速く動き、評価も良いが、このように好みを満足させるために奮闘している」とHey Joyceの成功例を挙げた。
同時に、コミュニティの領域が崩れる部分を指摘した。イ代表は「顧客はLG、サムスン、ソウル、地方、年齢など関係ない。かつてはオフラインを好み、ニーズが似ている人々が少数集まっていたとすれば、もはや技術を持って自分らしい好み、自分らしい道を探す方法を企業がサポートする方向に進んでいるようだ。よって、本を一緒に見る、手作りで何か作るというビジネスが大きくなっている。マイクロインフルエンサーである2万人余りのメンバーもトレンドに敏感で、「ソーシャルプラス」という価値、キーワードを内在化しなければならないと強調している」とインサイトを共有した。
イ代表は、COME UP 2021に参加した創業者たちには、「困難の中でも持っているのが、『韓国市場は私が一番よく知っている』という信念だ。創業をしてスタートアップを運営する上でこのアイテムが合うか、成功できるだろうか、悩みが大きいと思われる。だが、優れた専門家からメンタリングを受けて学ぶ前に、結局自己確信が最も必要だと思う」と話した。
COME UP 2021は成長潜在力を持った国内外のスタートアップと投資家・グローバル企業間のコミュニケーション・交流強化のために開かれる民間協力行事だ。2021年11月19日(金)までソウル東大門デザインプラザ(DDP)で開催され、Meet the Future–Transformation(大転換)をスローガンにカンファレンス、ショーケース、ビジネスマッチングなどのプログラムが行われている。
公式ホームページhttps://www.kcomeup.com
公式YouTube https://www.youtube.com/channel/UCOUK6_V35tqrNbFAmuULMVA
公式Facebook https://www.facebook.com/KStartupWeekComeUp
公式インスタグラムhttps://www.instagram.com/comeup_2021
beSUCCESS is a professional media company with a particular focus on startups and tech industry | beSUCCESSは、韓国内企業の海外進出を支援するメディア会社としてシリコンバレーを含む全世界テックトレンドとスタートアップニュース、起業家精神など韓国内スタートアップのインサイト拡大のために必要な海外発信情報を直説的、間接的に提供するだけではなく、韓国のスタートアップエコシステムとリリース情報などの主要ニュースを英文で世界各国に提供し、韓国スタートアップのグローバル成功を支援する「つながり」の役割をしています。
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