韓国通信大手SKテレコムとNTTドコモ、メタバース・6G・メディア全方位で協力体制稼動

韓国通信大手SKテレコムとNTTドコモ、メタバース・6G・メディア全方位協力体制稼動

韓国通信大手のSKテレコム（SKT）が日本最大の通信会社であるNTTドコモと メタバース・通信インフラ・メディアなど情報通信技術(ICT)事業分野で戦略的パートナーシップを結んで緊密な協力体制を稼働する。

SKTとNTTドコモは、各社が保有するメタバースサービスの高度化のためにコンテンツ、技術、サービス領域で協力する。SKTは ifland（イフランド）とNTTドコモのメタバースサービスの融合案を模索する。

両社はメタバース用コンテンツの共同制作を検討する。K-POP、J₋POPのコンテンツを共同で制作し両社のサービスに適用する方式だ。ゲーム、アニメなどコンテンツに対する知的財産権(IP)を共同で確保したり、メタバース関連のコンテンツ提供事業者(CP)や 拡張現実(XR)関連デバイスメーカーなど技術企業に共同投資する方案についても同時に議論する。 iflandで中継するK-POP歌手のボリュメトリックコンサートをNTTドコモのサービスを通じて日本の利用者が観覧できるようにし、NTTドコモのサービスに実装された日本の主要都市をifland利用者も同様に訪問できるなどのサービスを実装できるようになる。

＜SKTのユ・ヨンサン社長（左）とNTTドコモの井伊基之社長が11月18日、ソウルウォーカーヒルホテルで協約式を終えて記念撮影をした。

両社は6Gなど次世代通信ネットワーク分野でも協力する。5Gと5Gエボリューション(Evolution)、6G主要技術を共同研究し、技術標準を共に確立していくことに合意した。オープン型無線接続網(Open RAN)と仮想無線接続網(Virtual RAN)関連技術を共に確保する。移通網構造をクラウド環境に革新し、伝送網技術を共同開発するなど、次世代移動通信網の研究開発に両社の力量を集中する。グリーンICT領域でも協力する。温室効果ガスの排出を減らすために、省エネソリューションや高効率通信機器の導入と運用などを共に推進していくことにした。

＜SKTのユ・ヨンサン社長（左）とNTTドコモの井伊基之社長が11月18日、ソウルウォーカーヒルホテルで協約式を終えて記念撮影をした。

SKTとSKハイニックスは、NTTグループが主管するグローバル次世代通信標準協議体である「アイオン（IOWN, Innovative Optical & Wireless Network）グローバルフォーラム」の会員会社としても活動し、次世代伝送ネットワーク技術を確保する予定だ。韓国のコンテンツウェーブが運営するオンライン動画サービス（OTT）「wavve(ウェーブ)」も今回のNTTドコモとの協力を基に、日本のメディア市場進出のための活路開拓に乗り出す。

SKTのユ・ヨンサン代表は「NTTドコモと未来のICT分野での協力を通じてグローバルICTイノベーションをリードする実質的な成果を作っていく」と強調した。

NTTドコモの井伊基之社長は「先端のサービスで多くの顧客に感動を与えることができることを期待し、今後両社の事業をさらに発展させていく」と話した。

<SKTのユ・ヨンサン社長(左から5回目)とNTTドコモの井伊基之社長(右から5回目)をはじめとする両社経営陣が11月18日ソウルウォーカーヒルホテルで協約式を終えて記念撮影した。

原文：SKT-NTT도코모, 메타버스·6G·미디어 전방위 협력체계 가동 - 전자신문 (etnews.com)