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氷河期でもブロックチェーンスタートアップには「多額の投資」

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氷河期でもブロックチェーンスタートアップには「多額の投資」

ビットコインなど暗号通貨の需要が増加し、韓国のブロックチェーンスタートアップにも多額の資金が集まっている。特に事業初期段階のシード・シリーズAラウンドで、例年の5~10倍に達する100億ウォン(約10億円)台の資金が入ってきている。

投資市場に活気が無いにもかかわらず、ブロックチェーンの適用分野は長期的に拡大する可能性が高いという見通しが強まっているためだ。

ブロックチェーン・ソリューション専門のスタートアップa4x(エーフォーエックス)は先月、シードラウンドで129億ウォン(約13億5,000万円)を調達した。SK(株)、DSC Investment(DSCインベストメント)、Schmidt(シュミット)、KB Investment(KBインベストメント)、NAVER系列の投資会社Spring Camp(スプリングキャンプ)などがこの投資に参加した。

a4xはバリデータ(ブロックチェーンに記録されるデータの内容が正しいかどうかを検証する役割)事業を中心に、ブロックチェーンを活用したサービスを開発している。まだサービスがリリースされていなかったシードの段階で、100億ウォン(約10億5,000万円)を超える資金が集まったのは異例だ。

ブロックチェーンウォレットのサービス会社HAECHI LABS(ヘチラボ)は、10月4日にシリーズA(事業化段階投資)で120億ウォン(約12億5,000万円)を調達した。HAECHI LABSは、韓国のブロックチェーン業界で暗号通貨の発行が無くても利益が出せる数少ない企業だ。Ethereum(イーサリアム)財団から奨励金が提供された最初の韓国企業でもある。HAECHI LABSはブロックチェーンセキュリティサービスとして出発し、最近では暗号通貨ウォレットで事業領域を拡張した。

HAECHI LABSの暗号通貨ウォレットサービス「フェイスウォレット」は、ソーシャルネットワークのアカウントでログインできることが特徴だ。インストールをする必要もない。N Partners(Nパートナーズ)のチョン・ジョンヒョン氏によると、「HAECHI LABSはこれまで、資金調達無しの自社売上だけで2018年以降の『クリプトウィンター』を乗り越えた」という。

ブロックチェーン技術のスタートアップFair²Lab(フェアスクエアラボ)も先月、シリーズAで約100億ウォン(約10億5,000万円)を調達した。KICA(韓国情報認証)とHanmiGlobal(ハンミグローバル)がこの投資に参加している。Fair²Labは、分散型金融(DeFi)とWeb3.0サービスの開発分野で専門性を持つ企業だ。今回の投資をきっかけに、KICAと共同で新事業を推進する。両社のブロックチェーン技術とセキュリティ認証技術をもとに、新しいサービスを開発する計画だ。

ベンチャーキャピタル(VC)業界の関係者は、「ブロックチェーンゲーム『Axie Infinity(アクシー・インフィニティ)』の運営会社であるSkyMavis(スカイメイビス)や、代替不可能トークン(NFT)企業のThe sandbox(ザ・サンドボックス)など、最近企業価値が急激に上がった海外ブロックチェーン企業はほとんど、2~3年前のブロックチェーン投資氷河期に事業を開始している」とし、「当時これらの企業に投資したVCが大成功し、その学習効果で最近、有望なブロックチェーンスタートアップに資金が集まっている」と話した。

キム・ジュワン記者 kjwan@hankyung.com

原文:투자 혹한기에도 블록체인 스타트업에는 뭉칫돈 | 한경닷컴 (hankyung.com) 

/media/韓国経済新聞
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韓国経済新聞

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