韓国・中小ベンチャー企業省、「隠れた規制」根絶する…起業時の提出書類削減へ

韓国の中小ベンチャー企業部（省、中企部）が、ベンチャー企業の新産業進出と中小企業の経営に足かせとなっている規制の改善に拍車をかける。

中企部は21日、イ・ヨン長官と主要部署の室・局長、民間の専門家など15人余りが参加して、「第1次中小ベンチャー規制改革戦略会議」を開催したと明らかにした。

中企部は今年5月、中小ベンチャー規制改革専担チーム(TF)を発足した後、民間団体、ベンチャー企業などから受けた提案を基に244の規制改善課題を発掘した。以後、関連部署との議論を経て31件を改善。未解決の残りの課題については、改善の方向性と戦略が今回の会議で議論された。

特に創業企業に対する新設・強化規制の適用猶予など、制度的改善案の必要性と推進の方向性について協議を進めた。中小ベンチャー規制改革討論会の推進方向についても議論した。企業が自ら規制による困難について申し立て、規制改善の進行経過をリアルタイムで共有できるよう、コミュニケーションページの構築も推進することとした。

創業企業の支援政策の執行体系も改善する予定だ。現在、創業支援時に必要な提出書類が過剰であるという指摘を受け入れ、企業の負担を半分以上に減らすこととした。提出書類の簡素化（既存6種類→改善3種類）と、事業計画書の分量を簡素化（既存最大35ページ→改善最大15ページ）し、中間報告を省略する。

中企部のイ・ヨン長官は「革新ベンチャー・スタートアップの新産業・価値創出を妨げている『ハードル規制』と、中小・小規模事業主の負担を重くしている『隠れた規制』を迅速に撤廃し、関係省庁との協議などを通じて規制改革を推進していく」と話した。

カン・ギョンジュ記者 qurasoha@hankyung.com

画像：中小ベンチャー企業部のイ・ヨン長官が21日、世宗（セジョン）中小ベンチャー企業部の庁舎で開かれた「第1次中小ベンチャー規制改革戦略会議」の冒頭、発言をしている。［写真=中企部］

原文：https://www.hankyung.com/economy/article/202210214349i