子どもの発育を専門とするスタートアップ「Ordinarymagic」、売上が前年比10倍に成長
Ordinarymagic、売上が前年比10倍に成長
- 「peekabyプレイキット」の売上1007%、加入者数594%以上↑
- B2Bとグローバルの業績も好調...コマースだけではない子育て専門のコンテンツも提供する会社として地位を確立
- 2023年にもさまざまな商品およびコンテンツ事業の拡大・強化を予定アプリケーションの開発も進行中
子どもの発育を専門とするスタートアップOrdinarymagic(オーディナリーマジック、ホ・チョンア代表)が、1年で10倍に達する売上成長を記録した。
Ordinarymagicは、月齢別の子どもに合ったプレミアム知育玩具「peekabyプレイキット」のB2C事業に加え、さまざまな製品およびコンテンツ事業を積極的に拡大し成果を上げた。韓国を代表する育児事業のスタートアップとして基盤を固め、急成長を続けている。2022年からはCOOやR&D人材の採用によって組織を拡大し、R&D分野を強化することで、より良い成果を上げている。
特に、「peekabyプレイキット」の累計売上は前年比1007%以上に成長した。2021年12月に開始されたサブスクリプションサービスの加入者数は594%増加し、主要な収益源となった。商品を実際に利用していた既存の顧客からの好評も、再購読率を上昇させる好循環へとつながった。この他にも、「peekaby日常生活フォトブック」、「peekabyビレッジ・クリスマスエディション」、その他単品アイテムなど、商品ラインナップも拡張し消費者の選択肢の幅をさらに広げた。
専門B2B分野もまた好調だ。Ordinarymagicは昨年初めから、プレミアム保育園へのpeekabyプレイキット納品や、第49回ソウル国際幼児教育展で海外バイヤーや専門教育機関と契約するなど、B2B事業を本格的に開始している。また、東南アジアのEコマースプラットフォーム「Shopee(ショッピー)」に公式ブランドパビリオンをローンチし、海外展開に成功した。これにより、韓国内売上高の10%水準の売上高を達成するという目覚ましい成果を上げた。
育児理論に基づいた専門コンテンツを活かし、コマースだけではない「コンテンツ企業」としての地位を確立していることも注目すべき点だ。Ordinarymagicは、Shinsegae academy(新世界アカデミー)の「保護者向け教育」や、専門家による公式Instagramの「peekademy」コーナーなど、定期的なコンテンツで育児に特化したブランドイメージを構築し、乳幼児の保護者らから大きな反響を得ている。また、ソウル大学児童家族学部とのMOU、子どもの心理的発達を専門とするコミュニティ「With Sullivan(ウィズ・サリバン)」とのMOU、韓国国立中央博物館の子供博物館「コロコロ遊び場」内にpeekabyプレイキットの全ラインナップを配置するなど、専門家からも質の高いコンテンツと優れた機能を認められている。
2023年、Ordinarymagicは既存の活動をベースに事業をさらに拡大および強化する予定だ。製品分野では、リニューアルおよびベビーラインのローンチによる「peekabyプレイキット」のアップグレード、保育所専用商品のローンチ、FSC認証玩具の生産などを目標にしている。今後も、定期購読者を対象にした「保護者教育」の強化や、育児関連プラットフォームの開発を通して個人に合ったコンテンツサービスを提供するなど、コンテンツ分野にも注力していく予定だ。そのためのアプリケーション開発も進められている。これにより、購読者は知育関連の情報やサポートが提供されると同時に、peekabyプレイキットのサブスクリプション情報確認と管理も簡単に行うことができるようになる。
ホ・チョンア代表は、「昨年、知育を専門とするスタートアップとしての理念と価値観に基づいて研究開発に取り組んだ結果、多くのお客様の支持を得て期待以上の成果を上げることができた」とし、「今年は、商品とコンテンツの両面でより積極的な活動を行うことで、事業基盤をさらに強化し、総合育児コンテンツ企業としての地位を確固たるものにする」と語った。
Ordinarymagicは「peekaby」ブランドを通じて、専門家が開発した月齢別のプレミアム幼児知育玩具「peekabyプレイキット」と、体系的な知育環境づくりに役立つ玩具を販売している企業だ。特にpeekabyプレイキットは、玩具に関する月齢別の専門的なキュレーション、3歳未満向けKC認証の取得、顧客を対象にした知育情報のSNS発信サービスなどで、MZ世代の親から大きな反響を得ている。その結果、2022年上半期の売上高は前年全体と比較して322%以上増加した。韓国国内の市場に加え、海外市場への進出のため、6月末にはシンガポールのオンラインショップ「Shopee」に公式ブランドパビリオンをオープンしている。
原文:https://mirakle.mk.co.kr/view.php?sc=51800012&year=2023&no=11928
MIRAKLE LETTERは、アメリカのシリコンバレーの革新を伝える無料の電子メールの手紙です。 現在6万人以上が読んでいます。 クリックして無料で購読してみてください。
関連記事
-
外国人に韓国の美容サービスを提供…SEOUL BEAUTY GLOBALがJB Venturesからの資金調達に成功
#UNICORN FACTORY #スタートアップ #ビューティーテック #美容 #資金調達 -
誰でも海外販売が可能に…Delivered Koreaが新規ソリューションをリリース
#UNICORN FACTORY #Eコマース #EC #グローバル進出 -
声だけで診断…「AI名医」が認知症や糖尿病を早期発見
#UNICORN FACTORY #AI #医療 -
FAST VIEW、日本現地法人を設立…グローバル市場攻略を本格化
#Platum #AI #グローバル進出 -
webaresoft、API管理ソリューションで資金調達
#Platum #クラウド #グローバル進出 #AI -
ABLYのamood、「ワンストップ」サービスの日本進出1年で取引額3倍増加
#電子新聞 #韓国 #ファッションテック #グローバル進出 #SaaS