心理カウンセラーのためのオーダーメイドソリューションスタートアップ「HEARTISM」、20億ウォンプレA資金調達

心理カウンセラーのためのオーダーメイドソリューションを提供するスタートアップ「HEARTISM（ハーティズム）」が20億ウォン（約2億1,200万円）規模のプレシリーズA資金調達をした。

今回の投資ラウンドは、Capstone Partners（キャップストーンパートナーズ）の主導のもと、メディケアESG Imfact投資組合、グローバルアクセラレータのJones&Rocket Investment（ジョーンズ&ロケットインベストメント）が参加した。投資金は今年公開予定の「HEARTISM」のグローバルサービス開発と顧客経験改善活動に集中的に活用する予定だ。

HEARTISMは、心理カウンセラーに特化した非対面相談機能、顧客関係管理(CRM)SaaS、顧客専用アプリなどの相談ソリューションを提供している。特に国家技術資格を取得した臨床心理士と臨床心理専門家、心理カウンセラーが直接サービスの企画段階から参加し、相談者が使いやすいコンテンツを研究・開発している。

このサービスには、心理カウンセラーが別途プログラムやアプリを準備する必要がなく、SaaSプラットフォーム内で対面相談の予約・管理、非対面相談、顧客相談日誌の作成、顧客情報管理、精算機能など、心理相談時に必要な機能が含まれている。また、効果的なカウンセリングのために、カウンセリング過程に役立つ治療ツールをインタラクティブコンテンツを通じて提供する予定だ。

今回の投資を主導したCapstone Partnersのパク・ジェソン投資チーム長は、「HEARTISMの創業チームは、差別化した技術力とグローバル事業の推進力、そして顧客である心理カウンセラーに対する真正性を通じて、今後、急速に成長しているメンタルケア市場をリードすることが期待される」と投資理由を明らかにした。

HEARTISMのイ・ソンウォン代表は「HEARTISMは、技術を通じて相談過程で情緒的な交感をより深く分かち合えるよう支援し、最終的な目標は、相談者のためにすべてを提供し、世の中がより良い方向に進むことに貢献する企業になることだ」とし、「6月中旬にサービスを正式発表し、韓国市場でサービスが定着したら、韓国より規模が大きい日本、欧州、北米市場に順次進出する計画だ」と話した。

韓国産業人材公団が発行する臨床心理士資格の合格者数は2003年から2021年まで年平均22%以上増加している。韓国の心理相談業界は他の産業分野に比べ、相対的にデジタル化が遅れており、これまで、顧客相談の際は手書きで記録していたほか、顧客管理プログラムは相談予約などの単純な機能しかなく、心理カウンセラーの効率的な管理が困難だった。

原文：https://platum.kr/archives/207600