29CM、年間取引額6千億ウォン超え「女性ファッション・雑貨部門で急成長奏功

セレクトショップ29CM（29センチメートル）の2022年の年間取引額が前年比80％近く成長した6000億ウォン（約631億円）を超えた。

成長の背景には、ブランディング強化と新星ブランド獲得拡大による、女性ファッション・雑貨部門の急成長、顧客ロイヤリティ比重拡大、オン/オフラインコンテンツ興行が奏功した。

まず昨年、ブランドキャンペーンを基点に、趣向消費を望む女性顧客が大挙流入し、女性ファッション・雑貨カテゴリーが大きく成長した。女性購入顧客数は、前年比70％近く増え、取引額上位10ブランドのうち7ブランドが女性ファッションブランドとして現れた。

Mardi Mercredi（マルディメクルディ）・DUNST（ダンスト）・Rockfish Weatherwear（ロックフィッシュウェザーウェア）など着実な成長を記録したブランドのほか、最近1,2年新しく発掘した新星ブランドの驚くほどの成果が目立つ。特に女性パンツが主力商品である「BLUE BRICK（ブルーブリック）」は、前年比の取引額が5倍ほど増加し、「sienne（シエンヌ）」、「リンソウル」なども3倍以上成長した。「プチバック」をヒットさせたバッグブランド「fLor（フロール）」も取引額が2.5倍増加し、若い女性層の人気ブランドに上がった。

顧客ロイヤルティの割合も増えた。ブランドキャンペーン「あなたが願っていた人生」、「好みもいろいろ」などを通じて、29CMブランドメッセージと趣向の提案に共感したファンダム顧客が増えた理由だ。同時に新星・海外ブランドの獲得強化に集中した結果、昨年一年全体の顧客の再購入率は50%に達した。また、1年間10回以上購入した顧客数も、前年比2倍近く増加した。

オンオフラインコンテンツ興行も実績の上昇を牽引した。昨年下半期に続々とオープンした29CM SEONGSU（イグソンス）、29CM GALLERY（イグギャラリー）ソウル、29CM GALLERY大邱（テグ）は、各空間が一つのコンテンツであり媒体として、既存顧客の29CMサービス体験をオフラインに拡張し、新規顧客を流入する橋の役割をした。昨年末には合計38万人以上が29CMのオフライン空間を訪問し、若年層の新しい認証スポットであり、ブランド体験空間となった。各店舗は、毎月、四半期ごとに展示テーマやブランドを多様化し、入店会社のブランディングやオフライン接点の拡大にも貢献した。

着実に投資するオリジナルコンテンツも、入店ブランドの売上高とファンダムの形成に貢献した。ブランドビハインドストーリーを3分のショートコンテンツで披露した「ブランドコメンタリー」の場合、コンテンツ発表前後2週間を比較した際、参加した44ブランドの売上が平均3倍以上成長する効果を得た。

ブランドショールームと周辺レストラン、カフェを一緒に紹介する「アラウンドショールーム」も、参加した6つのブランド取引額を平均4倍以上引き上げた。このほか、ブランドトークショー方式で進行されるライブコンテンツ「29LIVE（イグライブ）」の購入転換率が29％を突破するなど、多様なフォーマットとスタイルを活用したコンテンツ戦略が脚光を浴びた。

29CMのパク・ジュンモ事業代表は「2022年には強力なブランディングを動力として、顧客と入店ブランド規模を増やし、これを通じて前年比80％に近い急成長を成し遂げた」とし、「今年も29CMだけのキュレーションと提案の価値を込めた、独創的なプロジェクトを披露する計画であり、最終的に顧客の多彩な趣向を最も反映するコマースプラットフォームとして位置づけることができるように努力する」と述べた。

原文：https://platum.kr/archives/200975