実際のケースで見るスタートアップ成長戦略

実際のケースで見るスタートアップ成長戦略

Asan Nanum Foundation（アサンナヌム財団）がスタートアップケーススタディ「牙山（アサン）起業家精神レビュー(Asan Entrepreneurship Review, AER)」事例5件を発行した。

「アサン企業家精神レビュー」はAsan Nanum Foundationが発行する教育用事例集で、韓国のスタートアップの実際の悩みを盛り込んでいる。 事例集に盛り込まれたスタートアップの成長過程を綿密に分析し、これを土台に討論を進め創業家の意思決定過程を経験できるようにした。

対象企業としては教育、モノのインターネット(IoT)、ソーシャルベンチャー、ファッション、フィンテックの5分野のスタートアップを選定した。

今回発行された事例は△革新の革新、重装備とIoTの結合(Museuma)△ソーシャルベンチャーSOVOROのブランドポートフォリオ戦略（音を見る通路）△ヤリヤリプラットフォームビジネスモデル革新、そして隠された秘密兵器(eBridge World)△OKRで取り戻した一撃、不確実性を越えて空飛ぶ（クァンテック）△パンデミック時代にブランドの座を探す–クイーンたちが主人公であるファッションアプリ、Queenit（クイーンイット）など計5件だ。

 現在までAsan Nanum Foundationが発行したアサン企業家精神レビュー事例は計65件だ。

今回の事例の執筆対象になったスタートアップは、初期スタートアップで既存の重装備による事故などをモノのインターネット技術で防止する方法、ソーシャルベンチャーがブランドポートフォリオを構築する方法、プラットフォームビジネスモデルの成長と革新など、各スタートアップが成長段階で経験した具体的な悩みと解決策を詳しく扱った。

事例執筆にはスタートアップ代表、実務者、現職教授など企業家精神と経営学に専門性のある専門執筆陣が参加し、創業または企業家精神関連大学講義でアサン企業家精神レビュー事例を教材として活用できるよう事例別ティーチングノートも一緒に発行した。

今回の事例開発は3月にスタートした「アサン企業家精神レビュー知識研究所（以下AER知識研究所）」の主導の下で行われた。 AER知識研究所は企業家精神の拡散とスタートアップ戦略設計、韓国スタートアップエコシステム研究などのためにAsan Nanum Foundationが出資および設立した研究機関だ。

イ・ウジン、チェ・ビョンチョル アサン企業家精神レビュー知識研究所長（共同）は「AER知識研究所設立後初めての事例を開発することになり非常に意味深い」として「今後もAsan Nanum Foundationと協力して学界と大学に企業家精神を広く拡散できるよう多様なスタートアップ事例を発掘し良質のコンテンツを発行できるよう努力する」と述べた。

キム・アランAsan Nanum Foundation事業本部長は「昨年に続き1年ぶりにさらに多様な分野のスタートアップ成長事例を発行できて嬉しく思う」とし、Asan Nanum Foundationは今後もAER知識研究所と共に色々な分野の事例を発掘しアサン企業家精神レビューが広く拡散できるよう色々な支援を惜しまない」と述べた。

原文：https://platum.kr/archives/192810