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初期スタートアップ成長支援アクセラレーティングプログラム

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初期スタートアップ成長支援アクセラレーティングプログラム

グローバル流動性危機で、今年上半期のベンチャー投資に対し萎縮している投資市場の中でも、初期スタートアップへの投資はその熱気が冷めていないことがわかった。

スタートアップ官民協力ネットワーク 「スタートアップアライアンス」によると、下半期が始まった7月に韓国スタートアップに対する総投資金額は、前年同月比約72%減少したが、初期スタートアップに対する投資件数はむしろ上昇した。

これは、後期スタートアップへの大規模投資は減ったが、リスクの規模が比較的少なく成長可能性が大きい初期スタートアップへの投資需要は減らなかったという意味として解釈される。

初期スタートアップ投資は比較的市場の影響が少なく、今後の景気回復に伴う成長の可能性と、収益の最大化を期待してみることができるので、今のように不安定な市場状況でも、関心が集まっている。

このような動きに伴い、今年下半期初期スタートアップの成長を支援するための様々なアクセラレーティングプログラムも活発に展開されている模様だ。


「初期スタートアップ1年間密着支援」「同窓プログラム4期」

専任チームを作り、初期スタートアップを1年間密着支援するアクセラレーティングプログラムの下半期募集が始まった。Bluepoint Partners(ブルーポイントパートナーズ)は、プレシード(Pre-seed)段階のスタートアップのためのアクセラレーティングプログラム「同窓4期」を進行する。

Bluepointの同窓4期は、社会が直面した問題を、新しい方法で解決していこうとするスタートアップなら、特定の産業分類やアイテムに制限なく誰でも支援可能なプログラムだ。募集期間は9月15日までで、計8~10チームを選抜する予定だ。

選抜チームには、1億ウォン(約1,000万円)の資金投資以外にも、約1年間のプログラム運営中、多様な支援が予定されている。初期6ヶ月間には、事業方向性の確立とビジネスモデルの高度化のための共通教育をはじめ、正規オフィスアワー、各分野の専門家ネットワーキングなどが行われる。

以後6ヶ月間、後続資金調達支援期間には、IRピッチデック(Pitch Deck・事業計画を要約したプレゼンテーション)の高度化、外部投資会社のネットワーキングなどを支援する。

これに加えてBluepointは、選抜チームの成長速度に応じて最大10億ウォン(約1億円)の追加投資と、中小ベンチャー企業部スタートアップ育成プログラムであるティップス(TIPS)への連携まで支援する予定だ。同窓は個別審査役ではなく予備創業育成チームが専担する。

これに先駆け、旗手のスタートアップと読書会、ラーニングクラブなど、Bluepoint専任チームが運営する多様なコミュニティが形成されており、創業者たちが互いの悩みなどをやりとりすることができる。


ベビーユニコーン育てる」「2023年ベビーユニコーン育成プログラム」

4次産業分野およびヘルスケア分野に特化したスタートアップを支援するアクセラレーティングプログラムもある。New Paradigm Investment(ニューパラダイムインベストメント)は、15の有望なスタートアップベビーユニコーン達成計画である「2023年ベビーユニコーン育成プログラム」を行う。

New Paradigmベビーユニコーン育成プログラムは、ディープテック基盤の革新的なビジネスモデルを持つ有望なスタートアップを年間15社を選抜、集中支援と迅速投資をしてくれるアクセラレーティングプログラムだ。

ICT分野(AI、SaaS、デジタルトランスフォーメーションなど)、ペット、デジタルヘルスケア、コマース(専門市場)、メタバースなど、4次産業分野の核心技術とアイデアを保有したスタートアップを、今年11月30日まで募集する。

選定基準は、4次産業およびヘルスケアなどの分野に焦点を当てた企業のうち、PMF(Product Market Fit、製品・サービスの市場適合性)検証が可能な企業価値50億ウォン(約5億円)以内の初期成長指標を保有するスタートアップが優先対象となる。

支援特典としては、初期投資および後続投資、連携投資継続支援とティップス(TIPS)推薦、先輩企業との経験共有およびネットワーキング、事業高度化のためのメンタリングなど、スタートアップが事業に集中できるように支援する、実質的な支援が用意されている。


「コンシューマースタートアップ発掘に力を注ぐ」HYUNDAIデパート・Kstartup、「ChangeX」プロジェクト

デパートと手を取り合い、コンシューマースタートアップ発掘に力を入れる、カンパニービルディングプロジェクトも登場した。

Kstartupは、現代(HYUNDAI)デパートグループと共に、コンシューマースタートアップカンパニービルプログラム「ChangeX(チェンジエックス)」プロジェクトを行う。

HYUNDAIデパートグループ既存事業の競争力強化と、新しいビジネス事業モデル創出を共にする、革新スタートアップを発掘、育成するために設けられた。

募集期間は来る26日までで、募集分野は△既存事業協力(流通・ファッション・リビング・食品) △新規事業協力(ビューティー・ヘルスケア・バイオ・エコ・シニア向け・教育など) △デジタル転換(AI・クラウド・ブロックチェーンなど)だ。

支援対象は、HYUNDAIデパートと事業協力が可能なシードおよび成長段階の2人以上のスタートアップだ。選抜されたスタートアップには、最大5,000万ウォン(約522万円)の初期投資金が支援され、HYUNDAIデパートグループ内各系列会社の分野別専門家と事業協力を進める。

これと共にHYUNDAIデパートグループと協業する事業推進機会はもちろん、財務的投資(FI)など後続投資支援も提供される予定だ。


原文:https://platum.kr/archives/192500

/media/Platum
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Platum

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