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Bespin Global、「e& Enterprise」から1400億ウォン規模の資金調達

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Bespin Global、「e& Enterprise」から1400億ウォン(約145.8億円)規模の資金調達

クラウドデリバリープラットフォーム企業であるBespin Global(ベスピングローバル)は近頃、アラブ首長国連邦のデジタルサービス企業「e&Enterprise(イーアンドエンタープライズ、旧Etisalat Digital(エチサラットデジタル)から約1,400億ウォン(約145.8億円)規模の資金を調達した。

今回の資金調達の一環として、Bespin Globalとe&Enterpriseは中東とアフリカ、パキスタンなどを主要拠点として活動する合弁法人を設立した。同合弁法人は、地域内顧客にクラウド管理や運営をはじめとするクラウド専門サービスを提供する予定だ。Bespin Globalは今回のe&Enterpriseの大規模持分投資を基盤として韓国やアメリカ・東南アジア・日本・中国など各海外拠点を中心としたグローバル拡張にさらに拍車をかける計画だ。

この他にもBespin Globalは投資家と戦略的買収などを目的として約2,000億ウォン(約208.3億円)の追加投資の条件にも合意したと明かした。

今回の資金調達では、Bespin Globalが保有するクラウド専門性と技術力のグローバル市場拡大の可能性が高く評価された。特に創立以来7年間見せてきた持続的な成長傾向とともに、アメリカや中東、東南アジアなど最近設立・拡大された海外法人の目立つ成果が主に働き、Bespin Globalのスキルが集約されたマルチクラウド管理自動化プラットフォーム「OpsNow(オプスナウ)」が大きな役割を果たしたということだ。

Bespin Globalはクラウド環境への移行と構築、運営と管理、DevOps(デブオプス)、ビッグデータ、セキュリティなど総合的なクラウドサービスを提供するクラウドデリバリープラットフォーム企業である。現在、アメリカ、中東、東南アジア、中国と日本など9カ国14のオフィスに拠点を置き、有機的コラボレーション体系を通じてグローバルビジネスに拍車をかけている。世界中に約20社の企業が登録されているGartner Magic Quadrant(ガートナー・マジック・クアドラント)の「パブリッククラウドITトランスフォーメーションサービス部門(Gartner Magic Quadrant for Public Cloud IT Transformation Services)」を含め、6年連続で名を上げ、すでにグローバル競争力を証明されている。

e&EnterpriseのSalvador Anglada(サルバドール・アングラダ)代表は、「e&Enterpriseは、顧客のデジタル潜在力を最大化することを目標とし、効果的かつインテリジェントで安全なend-to-end(エンドトゥーエンド)のデジタルソリューションを設計、提供、運営しており、顧客と緊密に協力している」と紹介しながら、「アラブ首長国連邦政府および企業のパートナーとして、Bespin Globalへの深い信頼をもとに、クラウドサービス拡張のためBespin Globalとの合弁法人設立および投資を決定することになった。 」と伝えた。

Bespin Globalのイ・ハンジュ代表は「Bespin Globalはe&Enterpriseと協力して、クラウド需要が爆発的に増加している中東および北アフリカ、パキスタン地域を対象に必要なクラウド管理サービスを提供する予定である。 e&Enterpriseが持っている顧客との繋がりとBespin Globalが保有しているクラウド専門性をもとに、そうした地域でのクラウド導入を加速されられるよう最善を尽くす」と語った。またイ・ハンジュ代表は今回の資金調達について「当社に投資会社として合流することになったe&を歓迎するとともに、今回の資金調達を通じてグローバルなステージにおける、信頼できるクラウドサービス提供企業としてのBespin Globalの能力が今一度立証された」と評価した。


トップキャプチャー:Bespin Globalイ・ハンジュ代表

原文:https://platum.kr/archives/198637

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