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青年家賃保証金ローン、10件中6件が利用したネット銀行

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青年家賃保証金ローン、10件中6件が利用したインターネット銀行


Kakao bank(カカオバンク)が韓国の銀行の中で初めて発売した、非対面・モバイル「家賃保証金ローン」の供給額が、今年3月末に13兆ウォン(約1兆3,300億円)を超え、ローン残高も10兆ウォン(約1兆円)を突破した。

Kakao bankの青年家賃保証金ローンは、発売後1年で供給額が3倍以上増え、青年家賃保証金ローン10件中6~7件がKakao bankを利用している。

モバイルを通じて時間コストを節約し、便利に借り入れすることができるという点、ローン金利の魅力などが人気の理由とされる。Kakao bank家賃保証金ローンは、家賃保証金ローン契約前に貸付限度と金利を照会することができ、実物書類を提出する必要がなく、週末と休日にも貸付が可能である。

対象別にみると、一般家賃保証金ローンは2018年1月発売から今年3月末まで51ヶ月間で、7兆7,836億ウォン(約8,000億円)の融資が実行され、2020年に発売した青年家賃保証金ローン供給額は、5兆8,043億ウォン(約6,000億円)で、計13兆5億ウォン(約1兆4,000億円)と集計された。

青年家賃保証金ローンは、発売初年度に1兆949億ウォン(約1,120億円)を記録し、2021年には3兆5,120億ウォン(約3,610億円)と、供給額が3倍以上増加した。昨年、青年家賃保証金融資の全体銀行シェアは、金額基準で64%を占めた。今年第1四半期に供給した青年家賃保証金ローン規模がすでに1兆1,974億ウォン(約1,230億円)に達する。

顧客の年代は、一般家賃保証金ローンの場合、30~40代が84.3%で最も高い割合を占め、続いて20代9.9%、50代以上5.5%となった。時間帯を見ると、週末と祝日を含め、銀行の営業時間外にローン借り入れを実行した顧客は15%に達した。

Kakao bankの家賃保証金ローンは、顧客同意のもと、Kakao bankが融資に必要な所得、在職、住居の有無など、電算アクセスを通じて確認しており、家賃契約書は、写真撮影等により、顧客が提出すれば実際の契約可否を判断している。特に、青年家賃保証金ローン商品は、すべての銀行のうち唯一100%非対面ローン相談はもちろん、書類提出と承認まで可能である。

金利面でも競争力を備えている。ローン残高基準、家賃保証金ローンの3月末現在の加重平均金利は2.66%だった。このうち、青年家賃保証金ローンは2.47%となった。また、市場金利の上昇にも先月、Kakao bankは家賃保証金ローンの金利を0.2ポイント下げた。

Kakao bankで家賃保証金ローンを受けた顧客の加重平均金利は2.78%で、他銀行に対して平均0.53%ポイント(HF韓国住宅金融公社公示金利基準)低かった。3月に2億ウォン(約2,000万円)の融資を受けた場合、年間106万ウォン(約10万円)ほどの利子を削減できる。

Kakao bankは繰上返済解約金も免除だ。Kakao bankが去る4年間家賃保証金ローンを受けた顧客のために手数料を免除したローン金額は、1兆9,584億ウォン(約2,000億円)で、約68億ウォン(約7億円)の手数料を免除した。Kakao bankは住宅担保ローン、信用ローンなどすべてのローン商品に繰上返済解約金を受けていない。

Kakao bank関係者は「青年層、無住宅者などの実需要者の住宅の橋渡しのため、家賃保証金ローンから住宅担保ローンまで、幅広いラインナップを備えた」とし、「今後も、より競争力のある金利と画期的な利便性をもとに住居問題に実質的に役立てるよう、努力していく」と述べた。

Kakao bankの一般家賃保証金ローン商品は、満19歳以上の無住宅または夫婦で合算し1つの住宅を保有してる顧客を対象に、最大2億2,200万ウォン(約2,300億円)の融資限度を提供し、金利は18日基準で最低2.89%である。

青年家賃保証金ローンは、無住宅青年のために住宅金融公社および市中銀行が共に公開した商品で、満19歳以上34歳以下の青年に、最大1億ウォン(約1,000万円)まで提供する商品であり、最低金利は18日基準2.60%である。


原文:https://platum.kr/archives/184399

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