VCとスタートアップ向けに「ZUZU For VC」正式ローンチ
KODEBOX、VC他スタートアップ向け「ZUZU For VC」正式ローンチ
株主管理サービス「ZUZU(ジュジュ)」運営会社KODEBOX(コードボックス)がベンチャーキャピタル(以下VC)を対象に「ZUZU For VC」サービスを正式リリースする。
ZUZUが今回発売したFor VCサービスは、スタートアップに投資したVCと投資を受けたスタートアップの両者が利用する企業資料提出およびコミュニケーションサービスだ。
VCは四半期ごとに投資したスタートアップの財務諸表、株主名簿、法人登記簿謄本、4大保険加入者名簿などを送ってもらい、管理する。投資したスタートアップがどれだけ成長しているのか、投資したファンド別に目的に合わせてうまく運営されているかを数値で確認するためだ。
定期的に提出を求める書類だが、電子メールを中心にコミュニケーションが行われ、書類が欠落している場合があったり、VCの担当者が書類未提出企業を毎日確認しなければならなかったりするという煩わしさがあった。VC別に投資したスタートアップは少なくとも数十、数百に達する。
ZUZUのFor VCサービスを使用すると、VC担当者は求める書類と提出期限を設定した後、すべてのポートフォリオ社に一度に書類提出の要請をすることができる。スタートアップが提出した資料は企業別、文書別にサービスにまとめられる。VCとしては、企業別書類提出の現状を一目で把握できるようになり、業務時間が大幅に短縮されるという効能がある。
スタートアップ側も資料提出が簡単になる。特にZUZUを利用している4,300社のスタートアップは別途株主名簿をアップロードしなくてもZUZUで管理中の株主名簿が基準日に合わせて連動される。さらに、法人登記簿謄本もZUZUで無料で発行でき、確認しなければならない書類が減る。
For VCサービスは昨年第2四半期にデモリリースされ、KODEBOXの投資会社であるKakaoVentures(カカオベンチャーズ)が1年間サービスを使用してきた。KakaoVenturesの使用先例に基づいてVCとスタートアップの使いやすさと機能を強化し、迎えた第3四半期にサービスを正式リリースすることになった。
今回のリリースに合わせて、IBX Partners(IBXパートナーズ)、TBT(ティービーティー)、We Ventures(ウィーベンチャーズ)、daekyoinvestment(テギョインベストメント)、ES Investor(ESインベスター)、KB Investment(KBインベストメント)、HB Investment(HBインベストメント)など複数のVCとアクセラレータがZUZU For VCサービスを利用することになる。
KakaoVenturesのパク・サンハ審査役は「1年間、ZUZUのFor VCサービスで四半期ごとの資料を管理する中で、業務負担が大幅に減り、より効率的にコミュニケーションを進めることができるようになった」とし、「ZUZUが株主管理サービスとしてスタートアップ業界の法人運営における不便さを解消したように、今回のFor VC正式発売を通じてVCとスタートアップ間のコミュニケーションもより簡便になるだろうと期待する」と伝えた。
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