ニュース

MARQVISION、「2022 LVMHイノベーションアワード」大賞受賞

アイキャッチ
目次

MARQVISION、「2022 LVMHイノベーションアワード」大賞受賞

人工知能(AI)専門企業であるMARQVISION(マークビジョン)がルイ・ヴィトンモエヘネシー(LVMH)が主管する「LVMHイノベーションアワード」大賞を受賞した。

2017年に始まった「LVMHイノベーションアワード(LVMH Innovation Award)」は、ルイ・ヴィトン、クリスチャンディオール、フェンディ、セリーヌ、ジバンシーなど75のグローバルブランドを所有するLVMHグループが独創性と革新性を備えたスタートアップを選定するプログラムだ。

LVMHグループは最終候補企業をヨーロッパ最大の国際革新技術カンファレンスビバテックで「LVMHイノベーションラップ」を通じて披露する。

今年は75カ国950企業がアワードに参加し、データ、オムニチャンル、持続性、メディア、役職員経験、製造など多様な分野で競合を繰り広げた21のスタートアップが最終候補に上がった。

MARQVISIONは、約3兆ドル(約406兆円)規模と推定されるグローバル偽造商品市場問題を解決するSaaS製品の革新性と、95%以上の精度で家具をモニタリングおよび除去する高度化されたAIモデルの技術力を高く評価され、データ及び人工知能(AI)分野の大賞を受賞した。

最終選抜された大賞受賞企業は計7社に絞られ、TOSHI(トシ)、Bitski(ビツキ)、Gamino(ガミオ)、SeenThis(シンディス)、The ShowCase(ザショーケース)、WeTurn(ウィターン)などグローバルスタートアップがMARQVISIONと共に名前があがった。



今回の大賞受賞を通じて、MARQVISIONは「LVMH Accelerator」プログラムに参加資格を獲得、LVMHの「メゾンデスタートアップ(Maison des Startups)」組織に合流することになった。

これにより、今後フランス・パリに位置するヨーロッパ最大のスタートアップインキュベーター「Station F(ステーションF)」でLVMH本社から派遣された経営専門家らの集中管理を受け、グループ傘下の75ブランドと協業機会を模索することが可能となった。 すでにLVMHグループ傘下の3つのブランドがMARQVISIONを導入して使用中だ。

MARQVISIONのイ・ドギョンCBOおよび韓国代表は「業界の革新を導いている候補の間で最終的に受賞することになり光栄だ。特にデータと人工知能(AI)ベースの技術力を認められてうれしい」とし、「今後も巨大なスケールのグローバル偽造商品問題を解決していくと同時に、オンライン上のすべての創造性と革新を保護する総合IP管理サービスを提供できるように製品の高度化に拍車をかける」と伝えた。

LVMHベルナール・アルノ会長は「ルイ・ヴィトンモエヘネシーグループ(LVMH)が見つめるイノベーションは商品とサービスに対する好みを持続的に高めることができる生命のようだ」とし「決戦に進んだすべての起業家精神が結合され、お互いにインスピレーションを伝えるすることで、ブランド品と技術の間の出会いをさらに強化できるだろう」と伝えた。

MARQVISIONは現在、グローバルEコマース、ソーシャルメディア(SNS)、NFTマーケットプレイス、独立ウェブサイトなど多様な領域で偽造商品の検出および除去業務を自動化している「MARQ Commerce(マークコマース)」とオンライン上の違法コンテンツを識別し、ブロックする「MARQ Contents(マークコンテンツ)」プラットフォームを運営している。

主要顧客会社はLVMHグループ内の3つのブランドをはじめ、Ralph Lauren KOREA、GENTLE MONSTER、LEZHIN COMICSなど100以上に及ぶグローバルブランドおよびコンテンツ企業だ。


写真:受賞のコメントを発表するMARQVISIONイ・ドギョンCBO、韓国代表

原文:https://platum.kr/archives/188288

/media/Platum
記事を書いた人
Platum

Platum is a media service that specializes in startups, and its motto is "Startup's story platform".