ニュース

NAVER D2SF、AI性能を最大化するための技術スタートアップ2カ所に新規投資

アイキャッチ
目次

NAVER D2SF、AI性能を最大化するための技術スタートアップ2カ所に新規投資

NAVER D2SF(D2 Startup Factory)がAI性能向上のためのAI技術を開発中のスタートアップ2カ所に新規投資した。

投資対象となったスタートアップは、AIモデル軽量化・加速化ソリューションを開発中のSqueeze Bits、AIベースの学習データ生成・合成ソリューションを開発中のGENGENAIだ。

これら2つのチームはAIのためのAI技術ソリューションを開発している。最近、様々な産業分野で幅広くAIを活用しており、効率的にAI性能を最大化することが重要な話題として浮上している。

Squeeze Bits(代表キム・ヒョンジュン)は、AIモデルを4ビット以下に軽量化して加速化するソリューションを開発中だ。量子化方式の技術で、AIモデル性能をそのまま維持しながら、演算処理速度を極限に引き上げることができるソリューションだ。

年内に様々なAIモデルで技術を検証し、2023年に正式な製品を披露する計画だ。現在、NAVER CLOVAとAIモデル軽量化PoCを進めている。

今年3月に創業したSqueeze Bitsの共同創業陣はAIアルゴリズム及びハードウェア全般にわたって研究・開発経験が豊富なメンバーだ。世界的なAI学会CVPR、ICLR、NeurlPSなどで8本以上の軽量化論文を発表し、AI演算専用加速器(NPU)を直接設計した経験も持っている。今回の投資にはポステックホールディングスが共同で参加した。

GENGENAI (代表チョ・ホジン)はイメージ・映像AI技術を保有したチームで、AI学習データを自動的に生成および合成するソリューションを開発中だ。実際の環境で収集しにくいデータを高品質で迅速に確保でき、AIモデルの性能を効率的に高度化できるソリューションだ。年内に独自で生成・合成したデータで性能を検証し、企業パートナーシップを確保し、2023年正式事業化に乗り出す計画だ。

GENGENAIチームは映像処理およびコンピュータビジョン専攻者たちで、研究開発能力に優れるだけでなく、複数のAI技術スタートアップなど実際の現場でイメージ・映像データを深く取り上げたのが強みだ。現在、NAVER D2SF@盆唐(ブンダン)に入居し、NAVERの様々なAI開発組織と接点を模索している。今回の投資はSchmidt(シュミット)とDSCインベストメント未来モビリティファンドの共同で行われた。

NAVER D2SFリーダーのヤン・サンファン氏は「ハイパースケールAIの登場でAIサービスが急速に日常化しているが、大容量データ処理に伴うコストやリソース負担が大きく、高品質データ確保も依然として難しい問題」とし、「今回新規投資したAI技術スタート企業はAI性能を最大化するためのソリューションに注目し、創業初期であっても早く技術競争力を検証していく」と投資趣旨を明らかにした。また「NAVERの様々なAI技術組織とも幅広く交流中であり、様々な相乗効果を出すと期待する」と付け加えた。

一方、NAVER D2SFは2015年の発足以来、ずっとAI分野で様々な技術スタートアップに投資を続けている。

AIのためのAIソリューションとしては、AI半導体「Friosa AI(フリオサAI)」、AI学習データ収集・加工プラットフォーム「croudworks(クラウドワークス)」、AI軽量化ソリューション「nota(ノタ)」などがあり、特定産業に最適化したAIソリューションとしては、製造AI「MakinaRocks(マキナラックス)」と「DAIM RESEARCH(ダイムリサーチ)」、コンテンツAI「ESPRESSO MEDIA(エスプレッソメディア)」と「PLASK(プラスク)」、物流およびコマースAI「techtaka(テクタカ)」と「Datarize(データライズ)」などがある。


原文:https://platum.kr/archives/188293

/media/Platum
記事を書いた人
Platum

Platum is a media service that specializes in startups, and its motto is "Startup's story platform".

  • ホーム
  • ニュース
  • NAVER D2SF、AI性能を最大化するための技術スタートアップ2カ所に新規投資