「NAVER、Meta、Google、Kakao」関係者が語る個人情報保護トレンド

韓国インターネット企業協会主宰で、9月28日「2022韓国インターネット企業協会オンライン国際カンファレンス-グローバル個人情報保護トレンド」がオンラインで開かれた。開催した。

今回のカンファレンスは、普段一堂に集まりにくい世界的なIT企業「Meta（メタ）、Google（グーグル）」と、韓国IT産業界をリードする「NAVER（ネイバー）、Kakao（カカオ）」の個人情報政策担当者が共に個人情報関連の規制改善課題、各企業の個人情報保護努力、個人情報保護技術のトレンドなどを共有し、意味のある席となった。

最初の発表を引き受けた、NAVERのイ・ジンギュ常務は「改善が必要な個人情報関連規制」を発表しながら、モバイルOS技術環境に適合しない「モバイルアプリアクセス権の同意制度」、特定の個人情報処理者にのみ適用されフィッシングリスクを高める「利用内訳通知制度」、個人情報第三者提供に関する事項を重複告知させる「収集出所告知義務」、契約当事者間の自律性と責任配分を認めない「個人情報処理委・受託制度」など、韓国だけに存在する個人情報関連の主要ガラパゴス規制の現況を示し、改善の方向を提示した。

イ・ジンギュ常務は「規制哲学の合意、原則中心の設計、グローバル規制との相互運用性を確保し、これにより新たに定義された規制が、グローバル水準で適切に作用できるかを再評価する方法で、個人情報保護関連法を改善する必要がある」と提言した。

第二に、MetaのRaina Yeung（レイナ・ヤン）プライバシー・データ政策総括が「プライバシーに対するグローバル動向とMetaのプライバシーアプローチ方法」を発表した。

Raina Yeung政策総括は、グローバル個人情報関連法制の現状を全体的に確認し、Metaの個人情報保護原則とともに「プライバシーチェックアップ(Privacy Checkup) 」、「個人情報確認(Access Your Information) 」、「活動管理(Manage Activity) 」など、Metaの主な個人情報保護強化機能と技術を紹介した。

Raina Yeung政策総括は「利用者の選択権と統制権を強化しながら、同時に革新を追求できる個人情報保護技術が拡大しており、このような変化に応えるために努力している」と述べた。

第三に、GoogleのMichael Rose（マイケルローズ）プライバシーマネージャーが「Googleとプライバシー」をテーマに発表した。

Michael Roseプライバシー・マネージャーは、Googleの個人情報保護の原則と「プライバシー・サンドボックス(Privacy Sandbox) 」などの方針、個人情報を保護しながら革新サービスを提供する主要技術紹介とともに、個人情報保護の未来方向を提示した。

Michael Roseプライバシーマネージャーは、「個人情報保護は、利用者の信頼に関連しているという点で、企業にとって非常に重要であり、強力な個人情報保護と明白なルール適用に努める」と述べた。

最後にKakaoのキム・ヨンジ副社長が「Kakaoの個人情報保護の方向と努力」を発表した。

キム・ヨンジ副社長は、「プライバシー・バイ・デザイン(Privacy by design) 」を基盤としたKakaoの個人情報保護政策の方向とともに、「データガーディアンス」、「アルゴリズム倫理憲章」、「Kakaoプライバシー諮問委員会」、「オープンマーケットに対する自律規制宣言」、「Kakaoプライバシー子供・青少年諮問団」などの主要活動を紹介した。

キム・ヨンジ副社長は「メタバースなど、技術環境の急激な変化に対応する個人情報保護の方向性の考慮が必要だ」と述べ、「利用者の目線に合わせて個人情報を保護すると同時に、より良いサービス提供のための努力を持続する」と明らかにした。

韓国インターネット企業協会のパク・ソンホ協会長は「今日、韓国内外の講師の方々と共有した、グローバル個人情報保護のトレンドに合わせるためには、韓国に存在する古い実効性のない規制を点検する必要がある」とし、「協会が、政府当局と産業界を結ぶ架け橋の役割を忠実に遂行しながら、データ産業の活性化と個人情報保護のために、今後も意味のある席を持続的に作っていく」と明らかにした。

原文：https://platum.kr/archives/193510