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「ソウル取引非上場」運営会社、証券会社設立推進

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「ソウル取引非上場」運営会社「PSX(ピーエスエックス)」証券会社設立推進

スタートアップ株式仲介プラットフォーム「ソウル取引非上場」運営会社のPSXが、証券会社設立に着手する。ソウル取引非上場は、2020年金融委員会革新金融サービス事業者に指定され、スタートアップ株式仲介サービスを提供している。

PSXは、スタートアップおよび新産業支援に特化した証券会社を目指す。現・中期企業特化証券会社制度から一歩踏み出し、ベンチャーキャピタル(VC)と中小ベンチャー企業をつなぐ役割を支援することで、円滑な資金調達を専門的に助ける証券会社を作るという抱負だ。

ただし、既存証券会社およびベンチャーキャピタル(VC)の業務領域とは線を引くことが分かった。PSXは、認可申請準備のため規範的、制度的準備のために法務法人hwawoo(和友)を選任し、準備作業中だ。

新産業支援特化型の証券会社の主な業務としては、スタートアップのストックオプション、ベンチャーキャピタルおよび個人組合の旧株流通仲介、企業成長集合投資機構(BDC)支援、スタートアップ投資者関係(IR)諮問、海外投資誘致支援などのサービスを検討中だ。既存の証券会社のIBサービスから疎外されている、スタートアップ企業やフリーIPO移転段階の企業が必要とする金融サービスを、重点的に提供する方針だ。

これに加え、次期政府の国政課題に関連する証券型トークンを活用したビジネスモデル計画も明らかにし、著作権料参加請求権や彫刻投資(複数の投資家が共同で投資し、所有権を彫刻の破片のように分ける)など、新種証券の流通も特化する案を模索中だ。

PSXは、ソウル取引非上場サービスを運営し、積み重ねたスタートアップ旧株主流通経験およびエンジェル投資ネットワークを、新産業支援特化証券会社設立と運営につなげる計画だ。スタートアップのExit(イグジット)手段多様化、情報非対称性解消などのため、冒険資本の活性化に寄与し、多様な投資形態を仲介する証券会社が必要な時であるという意志を明らかにしている。

キム・セヨン代表は「デジタル大転換の時代に、産業を牽引する主要な役割をベンチャー・スタートアップが担うことになるだろう」とし、「PSXは新産業育成と革新エコシステム支援の冒険資本の好循環を、資本市場の一つの課題とし、これに対応する計画を樹立中」と述べた。

一方、PSXは最近、釜山(プサン)代替取引所準備法人設立とともに、ブロックチェーン技術専門ベンチャーキャピタル「Hashed(ハッシュド)」と、証券型トークン共同研究を進行中だ。PSXの主な株主にはHashed、ソフトバンクベンチャーズコリア、CAPSTONE(キャップストーン)投資パートナーズ、POSCO(ポスコ)技術投資などがある。


原文:https://platum.kr/archives/185526

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