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Zipbangが提示する未来の業務環境…グローバル仮想オフィス市場に参入

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Zipbangが提示する未来の業務環境…グローバル仮想オフィス市場に参入

Zipbang(チッパン)がグローバル仮想オフィス「Soma」(ソマ)をグローバル発売する。

SomaはZipbangが昨年自ら開発した仮想オフィス「メタポリス」をグローバルターゲットにブランディングしたサービスだ。ZipbangはSomaでグローバル仮想オフィス市場を攻略するため、先月26日に米国法人 Soma Development Co.(ソマ・デベロップメント・カンパニー)を設立した。

エンデミックを控えて「未来勤務環境」(Future of work)に関する議論は、世界中で最も熱いイシューの一つだ。これは在宅勤務によるライフスタイルの変化を維持しながらも、コラボレーションとコミュニケーションの断絶という限界を超えようとする動きだ。Zipbangは「オフィス勤務と在宅勤務の長所を集めた仮想オフィスSomaを未来勤務環境の新たな基準として提示しようとグローバルローンチをすることになった」と述べた。

Zipbangはすでに昨年2月にオフライン事務所をなくして全面遠隔勤務を導入し、同年7月に自ら開発した仮想オフィス「メタポリス」に本社を移転した。以後10ヶ月間対面型遠隔勤務の効率性と生産性を検証してきた。現在、メタポリスにはZipbangとOURHOME、AIFなど20社ほどの企業が入居しており、毎日約2千人が出勤している。今月20日からメタポリス入居会社も順次Somaに移転する予定だ。

Somaのスローガンは”Change where you work , Not how you work”だ。働く方法はオフライン事務所のまま維持するという意味だ。空間だけがメタバースに移った。Somaは、オフラインと同じ環境を構築したという点で、既存の他のオンラインコラボレーションツールやメタバースプラットフォームと差別化される。

特にオフラインと似たコミュニケーション環境はSomaだけの特化した長所だ。同僚に会うためには、直接アバターが移動しなければならず、会話は実際の顔を見ながら行われる。

チャットや瞬間移動の機能はない。アバター間の距離が近いと自動的に相手の顔と音声を確認することができ、遠くなると見えない点もオフライン環境のようだ。オフラインのように同じ事務所にいる仲間たちと直接対面して対話するよう誘導し、既存の遠隔勤務環境では不可能だった日常的な対話とネットワーキングが可能になった。

Somaは、仮想空間内に30階高さのオフィスビル「プロップテックタワー」と大規模なイベント開催が可能な500席規模の6ホールを備えた「42コンベンションセンター」、共用ラウンジ「ザ・ハブ」で構成されている。オフィスビルの各事務所は、入居会社の需要に合わせてインテリアや事務空間、会議室などをカスタマイズすることができる。

各事務所には許可を受けた職員以外には出入りできない。新しい建物も引き続き増設する予定だ。Zipbangはsomaを世界中の企業が位置するメタバース業務地区に拡張するという抱負を明らかにした。

SomaはAndroid版を皮切りにiOSとPC版を順次公開する。英語とスペイン語、中国語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、日本語、インドネシア語、ベトナム語、ポルトガル語、ロシア語、韓国語など12の言語をサポートする。

Zipbangアン・ソンウ代表は「今後は個人の変わった生活様式に最適化された勤務環境を提示する企業が優秀なグローバル人材を得ることができるだろう」とし「Somaを通じて韓国プロップテックユニコーンのグローバル成功事例を書いていく」と話した。 



原文:https://platum.kr/archives/186072

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