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韓国AIスタートアップに、ソフトバンクが約160億円投資

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韓国・資産運用業界の新風Qraft Technologies(クラフトテクノロジーズ) 、ソフトバンクと手をとり、1700億ウォン(約161億円)でシリーズC投資誘致

 2022年01月11日 - 韓国のAIスタートアップQraft Technologies(クラフトテクノロジーズ)(以下,「クラフト」)は、日本ソフトバンクグループ(以下「ソフトバンク」)と戦略的パートナーシップに関する内容を10日発表した。
 
 今回の投資は、クラフトの米国およびアジアビジネスの継続的な拡大のためのものであり、同時に両社はソフトバンクの上場株式ポートフォリオ運用にクラフトの人工知能モデルを搭載するための戦略的なプロジェクトを進める。
 
 韓国内をベースとするAI資産運用ソリューション企業であるクラフトは、独自のディープラーニングアルゴリズムを基に超過収益を創出できるAIポートフォリオシグナルを提供している。クラフトの技術力はニューヨーク証券取引所に上場されたETFの収益率を通じて証明されている。また、データ処理、投資戦略の探索、注文の執行、投資分析、レポーティングなど、資産運用プロセス全体を網羅するB2BのAIソリューションを保有している。
 
 ソフトバンク・ビジョン・ファンドのマネージングパートナーである前、ソフトバンクグループのマネージングディレクターだった松井健太郎氏は、今回の投資とパートナーシップについて「米国ETF市場で独自のAI技術を披露し、その成果を立証してきたクラフトのソリューションは、グローバル金融機関が資産を運用する方式に革新を起こすことができる」とし、「AIエコシステムが拡張されている今、ソフトバンクがクラフトと共にすることで、世界の資産運用の変化に参加できるようになって嬉しい」と期待感を表わした。
 
 クラフトのキム・ヒョンシク代表は「非上場スタートアップ投資の最先端にいるソフトバンクの投資力量に、クラフトのAI技術基盤の運用力量まで合わせれば大きなシナジーが発生するだろう。同シナジーが100兆ドル規模の資産運用業を本質的に変化させる単秒になると期待する」と明らかにした。
 
 最近、クラフト米国法人のCEOに委嘱されたロバート・ネストは、以前ブラックロック(Blackrock)からManaging Director(専務級)にスマートベータETF事業を総括するなど、主要経営陣であり、最近はディレクシオン(Direxion)ETFの社長を務めた。彼は「クラフトのAI技術は、投資運用で顕著な能力を持っている」とし、「早く進化するAI市場で驚くべき変化を与えることができると予想される」と付け加えた。また、「ソフトバンクも投資過程でこのような部分に注目し、両社が共に資産運用を開拓できると判断される」と期待感を表わした。
 
 クラフトはAI資産運用技術の市場浸透を加速するため、香港オフィスに続いてニューヨークオフィスの拡張を準備中であり、グローバル人材採用に積極的に取り組んでいる。
 

ウェブサイト: https://www.qraftec.com/

写真出典:QRAFT(クラフト)


原文:자산운용업계의 새바람 크래프트 테크놀로지스, 1700억 시리즈-C 투자 유치… 소프트뱅크와 손잡다 - 뉴스와이어 (newswire.co.kr) 


 

/media/KORIT編集部
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KORIT編集部

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