SwatchOn、3Dクリエイター向けのデジタル生地テクスチャ生成AI「Fabricator」をリリース

SwatchOn（スワッチオン）が、3Dクリエイターの創造性と業務効率を高めるデジタル生地テクスチャ生成AI「Fabricator」サービスをリリースした。

実物生地取引輸出プラットフォームとして出発したSwatchOnは、現在50カ国以上のファッションブランドにサービスを提供している。SwatchOnは、既存のプラットフォーム運用を通じて収集した膨大なデータベースを活用し、3Dファッションデザイナーに最適化されたAIベースの生成ツールである「Fabricator」を開発した。

「Fabricator」は、テキストプロンプトを使用して、3Dソフトウェアで利用可能な高品質の生地テクスチャを生成するサービスだ。今年8月から受付を始めたベータサービス申請待機者だけで、110カ国6,000人に達するなど好反応を得た。

現在市場にはMidjourney、Runway MLなど画像生成AIツールが少数存在するが、これらは一般的な物や環境画像生成に特化しており、生地生成時には活用が不可能なほどクオリティが低いという評価を受ける。一方Fabricatorは、実物に似た水準の、生地の繊細な質感がよく反映されたテクスチャを生成し、これを3Dソフトウェアで利用可能な形で生成することが、重要な差別化要素であり、多様で創造的な3D生地テクスチャを必要とする3Dクリエイターの要求を解決できると期待する。

SwatchOnイ・ウソク代表は「最近のファッション業界では既存ワークフローの革新のため、生成型AIを導入する事例が増加している」とし、「当社3D生地テクスチャ生成AIサービス”Fabricator”により、ユーザーがより効率的で、創造的なデザイン作業ができるように支援する」と抱負を明らかにした。

原文：https://platum.kr/archives/217558