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D・CAMP、B2C有望スタートアップを紹介するD.DAY開催...顧客評価を合算して優勝企業選定

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D・CAMP、B2C有望スタートアップを紹介するD.DAY開催...顧客評価を合算して優勝企業選定

銀行青年創業財団D・CAMP(代表パク・ヨンフン)は4月25日、ソウル市チュング(中区)シンダン(新堂)洞のapothecary(アポテカリー)で「B2Cサービス・製品・ソリューション」をテーマにD.DAYを開催した。本選には28分1の競争率を突破したB2Cスタートアップ7チームが出場した。

今回のD.DAYは、GS、Kakao、coupang(クーパン)などのコマース企業と協力し、B2Cスタートアップに提携、協業の機会を提供し、資金調達の可能性を高めた。また、出場チームの製品とサービスを直接紹介するポップアップ展示を同時にオープンし、顧客検証の機会も提供した。ポップアップ展示は、D.DAY当日から来月6日までの12日間、新堂洞VAギャラリーで行われる。

D・CAMP-FRONT ONE(フロントワン)の優先入居機会と300万ウォン(約34万1550円)相当のオンライン・オフラインマーケティングサービス連携の特典を受ける優勝チームは、審査員評価とポップアップ展示期間中に集計した顧客評価を合算し、来月7日に選定する計画だ。

4月D.DAYの幕開けは、D・CAMPのパク・ヨンフン代表が行った。

今月1日、新たに就任したパク代表は、D.DAYの現場に参加し「先ほどポップアップ展示に立ち寄り、7つのチームをすべて見て来たが、本当に楽しかった。様々なビジネスがあるが、やはりわれわれの生活に一番近いのはB2C製品だと思う」と応援のメッセージを伝えた。

TMR Foundersキム·ヨンホ代表

最初に発表を行ったTMR Founders(ティーエムアールファウンダース)は、NFCベースのテーブルオーダーサービス「TAG HERE(タグヒアー)」を提供する。飲食店を訪れた顧客がテーブルに備え付けられたNFCタグにスマートフォンをかざすと、メニューの確認や注文ができるページに移動するシステムだ。店主はTAG HEREと連動したPOS端末でリアルタイムで注文を確認することができる。タブレットを活用した既存のサービスと比較すると、機器の購入やメンテナンス、電気工事にかかる費用と時間が大幅に削減され、QRコードベースのサービスと比較すると、セキュリティ性が高いという利点がある。

Kiwi Studioパク·チョンミョン代表

Kiwi Studio(キウイスタジオ)は、絵を通して子供の心を読むAI絵分析プラットフォーム「LittlePicasso(リトルピカソ)」を運営している。4~7歳の子どもは平均して一年間に500枚以上の絵を描くと言われている。LittlePicassoは、膨大な量の絵を保管するためのサブスクリプションサービスを運営する一方、それを基にしたAI心理分析サービスを提供している。Kiwi Studioは、AI物体検出技術関連特許4件、韓国1位の心理検査研究開発企業「HUNO(ヒューノ)」等とのパートナーシップなどにより、事業の信頼性と効果を強化している。

Constantチョン·グンシク代表

Constant(コンスタント)は、抜け毛診断からカスタマイズされた製品のサブスクリプション、フォローアップ管理まで担当する抜け毛コンシェルジュサービス「Refilled(リフィールド)」を運営している。Refilledの抜け毛防止製品は、韓国、アメリカ、中国で特許を取得した発毛・育毛成分を含んでいる。製品使用前後の個人型頭皮スキャナーとAI分析技術、専門家のコーチングを活用し、定量的かつ継続的な管理が可能なのが特徴だ。

Constant(コンスタント)は、韓国最大のセクシャルヘルスケアブランド「パルンセンガ」を創業したチョン・グンシク代表と、アメリカの毛髪移植専門医ヤン・ミギョン博士、ヘルスケアプラットフォーム「HaoDoc(ハオダック)」を創業したイ・ジェフンCOOが2020年に共同創業したスタートアップである。

Episodenヤン·ヒョンモ代表

Episoden(エピーソーデン)は、164カ国以上で使用されている同名のグローバルビデオ通話サービスを運営している。サービスに接続すると、2分以内に外国人とのビデオ通話が開始される。特定のテーマまたは自由なテーマを選び、7分間の通話が可能だ。会話を通して自然に英語を学び、友達を作ることができるのが
特徴だ。無料チケットで一日5回以上会話に参加でき、月間150万分以上の会話が行われている。

ROUBITイ·ジュンヨン代表

ROUBIT(ルビット)は、AIを活用した自己管理アプリをサービスしている。ROUBITを活用してルーチンやToDoリストを管理し、AIを活用した感情管理を行うことができる。ROUBITはモチベーションを上げるため、ゲーム要素を適用した。ユーザーが毎日のミッションを遂行したり、感情やルーチンを記録すると、キャラクターを育てたり、キャラクターの部屋の装飾に必要な報酬を提供する仕組みだ。ユーザーが自身の感情を日記に残すと、AIがそれを分析し、慰めのメッセージやアドバイスを提供する。ROUBITは昨年、TIPS(ティップス)プログラムと、Google play(グーグルプレイ)「今年を輝かせた自己啓発アプリ」に選定され、技術力が認められた。

uglee labソ·ホソン代表

uglee lab(アグリーラボ)は、生活ゴミ処理サービス「oneul sugeo(オヌルスゴ)」を運営している。ユーザーが各種ごみを集めて玄関前に置いておくと、それを回収し面倒な分別処理を代行してくれるサービスだ。午後10時までに回収申請をすれば、当日回収が可能なシステムだ。デリバリーをよく利用する一人世帯や、家事の時間が不足している共働き夫婦が主なターゲットとなる。一回の利用費用は3,000ウォン(約344円)から始まり、100gあたり140ウォン(約16円)が加算される。uglee labは、個人消費者のほか、Toss(トス)、FASTFIVE(ファストファイブ)などの法人顧客も確保しており、2025年までにソウルおよび京畿道(キョンギド)全域にサービスを拡大する計画だ。

Ubeeslabファン·ゴンウ代表

Ubeeslab(ユビースラボ)は、サッカーをする人なら誰でも簡単に利用できる活動量分析ソリューション「Soccerbee(サッカービー)」を開発する。Soccerbeeは、プロスポーツチームで活用するGPSベースの電子性能追跡システム(EPTS, Electronic performance and tracking systems)をスマートフォンアプリと連動し、誰でもプロ選手レベルの分析結果を受け取ることができるようにした。特に、プロ選手を目指すユース、大学選手が自身のデータを直接管理し、ポートフォリオとして活用できるのがメリットである。Soccerbeeは、2022年5月の正式サービス開始から約2年で国内外の3万人以上、180以上のチームを顧客として確保した。

本選に進出した7チームは、D・CAMP最大3億ウォン(約3393万円)の投資、D・CAMP-FRONTONEに最長1年6ヶ月の入居、6つの審査機関の投資検討の特典を受けることになる。審査には、GSベンチャーズのホン・ソクヒョン取締役、Coupang(クーパン)ト・ギョンソ常務、We Ventures(ウィーベンチャーズ)のパク・ジョングン副社長、KakaoVentures(カカオベンチャーズ)のチャン・スンリョン取締役、Fast Ventures(ファストベンチャーズ)のチョ・ヨジュンパートナー、CRIT Ventures(クリットベンチャーズ)のイ・ジョンヒョク取締役、D・CAMP直接投資チームのイ・チャンユンチームリーダーが参加した。

来月のD.DAYは、アジア最大規模のグローバルスタートアップイベント「SusHi Tech Tokyo(スシテック東京)」の公式付帯イベントとして、来月16日に東京で開催される。D・CAMPの現地コミュニティプログラムである「MokTalk(モクトーク)」と連携し、日本市場への進出を希望する韓国のスタートアップを日本のスタートアップエコシステムに紹介する予定だ。



原文:https://platum.kr/archives/226844



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