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ノートアプリ「Goodnotes」、韓国のAIスタートアップ「Drop the Bit」買収

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ノートアプリ「Goodnotes」、韓国のAIスタートアップ「Drop the Bit」買収

世界的なノートアプリ「Goodnotes(グッドノート)」が、講演、会議、動画コンテンツを要約ノートや映像に自動整理するAIサービス「Trow(トロー)」の開発会社「Drop the Bit(ドロップザビット)」を買収した。

Goodnotesは今回の買収により、「Trow」の生成型AI技術をGoodnotesのサービスの中でより強力な形で具現化する計画だ。

Drop the Bitは、2020年の創業以来、ユーザーが持っている資料とオンラインで見つけたコンテンツで要約ノートを自動化する技術の開発に注力してきたスタートアップだ。2022年にはビデオ会議の内容を議事録ノートとして要約する「Trowホワイトボード」を、2023年にはYouTubeの動画コンテンツを自動的に整理・要約する「Trow AI」を発表した。

Drop the Bitは、2022年にCapstone Partners(キャップストーンパートナーズ)、KBインベストメントからシード資金調達をし、2023年4月に中小企業ベンチャー部(省)のTIPSに選定されるなど、技術力が立証された。Drop the Bitのシム・ギュミン代表は2013年にソフトウェア教育機関エントリー教育研究所を創業した連鎖起業家だ。エントリー教育研究所はNAVER(ネイバー)に吸収合併した。

GoodnotesのDrop the Bit買収は、韓国市場ではもちろん、2010年の創業以来、初めての企業買収だ。Goodnotesは、2023年9月にはデジタル文房具コンテンツプラットフォーム「webudding(ウィバディング)」を運営するNoutecompany(ヌートカンパニー)に25億ウォン(約2億7,400万円)の戦略的投資を行うなど、デジタルペーパー技術を強化するためのスタートアップとパートナーシップを築いてきた。このようなイニシアチブを基に、2023年に世界初のデジタル手書き生成AIを含むGoodnotes 6をリリースするなど、AI基盤のデジタルペーパー企業に変わる革新に集中している。

Drop the Bitのシム・ギュミン代表は、「GoodnotesとDrop the Bitが互いの能力を強化する完璧なパートナーを見つけた」とし、「デジタルノートの体験を革新するための悩みや戦略をGoodnotesのサービスと組み合わせて、想像を超えるデジタルペーパーサービスを作ることに貢献したい」と話した。

Goodnotesは、Drop the BitとともにAIノートの筆記機能を向上させ、従来のノートの筆記とスタイラスを越えて製品を拡張する方法も模索する予定だ。

Goodnotesのスティーブン・チャン代表は「Drop the Bitとの初対面で、オーディオやビデオ録画のために開発したTrow AIツールがGoodnotesに適合すると判断した」とし、「優れたAI技術力を持つDrop the Bitを買収し、今後、ユーザーがデジタルノートプラットフォームを越えて最高のAIペーパー体験を楽しめるようにしたい」と期待を示した。

Goodnotesは、全世界2400万人以上の月間アクティブユーザー(MAU)を有するグローバル1位の筆記アプリサービスだ。2022年にApple Store(アップルストア)の「今年のiPadアプリ」に選ばれ、昨年1年間で約19億冊のデジタルノートが作成された。2023年8月にはGoodnotes 6のリリースでAI手書き支援機能を構築し、AIベースのデジタルペーパー会社の一面を見せた。


<画像=(左から)GoodnotesのMinh Tran副社長、Rowena Chung本部長、Steven Chan代表、Drop the Bitのシム・ギュミン代表>

原文:https://platum.kr/archives/221031



/media/Platum
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