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地域起業エコシステム活性化強化のための「ビジネストリップin全北」フィナーレ

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地域起業エコシステム活性化強化のための「ビジネストリップin全北」フィナーレ

Korea Startup Forum(コリアスタートアップフォーラム)が4日から6日まで、韓国南西部の全北特別自治道で開催した2泊3日のビジネストリップが終了した。

「起業家が見るスタートアップ、ローカル、連帯の未来」をテーマにした今回のビジネストリップは、Korea Startup Forumの年間代表メンバーシッププログラムであるワークショップの一環として行われた。現場には全北道のキム・グァニョン知事、全北道議会のキム・ドング議員、全北創造経済革新センターのカン・ヨンジェ・センター長ら全北道の関係者はもちろん、wizdome(ウィズドーム)、vdream(ヴイドリーム)、TEK&LAW(テックアンドロー)、Ventures(ベンチャーズ)、dr.now(ドクターナウ)、Law&Company(ローアンドカンパニー)、Zipbang(チッパン)などのスタートアップ、KDB産業銀行、NICE Payments(ナイスペイメンツ)、NAVER(ネイバー)、有進投資証券などのエコシステムパートナーまで150人あまりが参加し、相互交流と協力を図る時間を持った。

今回のトリップは、全北道一帯で行われた。全北道は最近、起業支援課の新設、地域ファンド1兆ウォン(約1,163億7,100万円)の造成、全国初の国家テストベッド特例の実施、起業諮問団の運営など、多角的に地域革新を推進している。これにより、Korea Startup Forumは地域のエコシステム活性化の観点からイベント開催地を全北に選定。群山(クンサン)市内と仙遊(ソニュ)島、全州韓屋村などで「ファウンダーズフォーラム」、「起業家トークルーム」、「ランニングクラブ」、「ローカルトリップ」プログラムを運営し、起業家の連帯とローカルビジネスの共生を模索した。

特に、Korea Startup Forumと全北道が共に用意した「フューチャートーク」にはキム・グァニョン知事が出席し、起業政策を直接発表。ハン・サンウ議長やキム・ミンジ副議長と「地域とビジネス」をテーマに対談を行い、注目を集めた。この席では、TEK&LAW VENTURES(テックアンドローベンチャーズ)、Careling(ケアリング)、MOVIATION(モビエイション)、TERRALIX(テラリクス)、SOFTSQUARED(ソフトスクエアード)などのスタートアップが全北の革新エコシステム造成のため、規制自由特区の申請、シニアタウンの造成、ヘリコプターを活用した観光及び交通網の強化、地域投資政策の高度化、リモート勤務に関する提案を発表した。この日、Korea Startup Forumは全北道と地域起業エコシステムの活性化のための業務協約式も行い、全北道の起業家コミュニティーの造成にも共に取り組むことにした。

Korea Startup Forumの代表的なコミュニティプログラムである「ファウンダーズフォーラム」は、ハン・サンウ議長の就任目標である「草原の上のシマウマが思う存分走り回れる環境づくり」を基調に、専門家の講演やスタートアップIR、ファミリーデーなどが行われた。講演の講師を務めた経済専門家のキム・ウォンジャン氏は、起業家を対象に革新と確信をテーマにスタートアップが成長するための戦略について発表した。続いて行われたスタートアップIRでは、計8チームが激しい競争を繰り広げた。GOOD DADDY(グッドダディ)が全北道知事名義の革新成長賞、Croft(クロフト)がKorea Startup Forum議長名義の挑戦革新賞を受賞し、総額1,000万ウォン(約116万円 )の賞金は得票率に応じて8チームに差分支給された。

地域の特色あるローカルビジネスの体験も好評だった。群山の代表的なローカル企業である李盛堂(イ・ソンダン)は、今回のトリップのために別館2階を丸ごと貸し出した。キム・ヒョンジュ代表が直接出席し、トリップ開催を祝福し、起業家たちと一緒にコミュニケーションの時間を持った。全州では韓屋村をはじめ、韓服文化のグローバル化をリードしているHanboknam(ハンボクナム)のパク・セサン代表がトークと現地ツアーを行い、都市再生の観点から独自のインサイトを共有した。

今回のトリップでは、Korea Startup Forumの2024年第2回理事会も開催された。先月末、チェ・ソンジン代表が辞任の意思を表明したため、関連議案が議決された。チェ代表は2016年の発足から現在まで事務局の運営と政府・国会との意思疎通など、対外的な活動を並行して行ってきたが、最近、スタートアップ起業家として新たな挑戦に乗り出すことを明らかにした。チェ代表はこれまで2300社余りの会員社を達成するなど、リーガルテック・非対面診療などの職域の対立、スタートアップ規制及び投資環境の改善、地域エコシステムの活性化などに積極的に声を上げ、COMEUP(カムアップ)をはじめとする様々な政府事業の受注及びエコシステム関係者との協力に主要な役割を果たしてきた。

このため、Korea Startup Forumは、今回のトリップで任期を終えるチェ代表のために送別会を用意した。これまでの活動を収めた映像に拍手が沸き起こった。スタートアップエコシステム活性化のために尽力したチェ代表に感謝の意味を込めて感謝状も贈呈した。

チェ・ソンジン代表は「この8年間、困難も多かったが、幸せな思い出だけが残っている」とし、「スタートアップの成長を手伝ってきたKorea Startup Forumが今後さらに発展することを確信し、どのような立場でも力強く支援していきたい」とKorea Startup Forumでの活動を締めくくるにあたり、あいさつした。

第4期議長団と分科委員長の委嘱式も行われた。Korea Startup Forumではこれに先立ちハン・サンウ議長が就任し、副議長を選任。対外政策、コミュニティ、地域、成長発展、ESG、グローバルの6つの分科を新設するなど、対外的な能力と分科活動を多様化することにした。今後、Korea Startup Forumは議長と副議長など議長団、分科委員会の役割を強化し、対内外事業を推進する予定だ。

ハン・サンウ議長は「過去8年間Korea Startup Forumの成長と発展に貢献したチェ・ソンジン代表の活動に心から感謝申し上げ、起業家としての新たな飛躍を応援する」とし、「Korea Startup Forum2.0を迎え、大韓民国の均衡発展と革新DNAの拡散のために起業家連帯を強化し、スタートアップにやさしい環境を作っていくために積極的に努力していく」と述べた。



原文:https://platum.kr/archives/230773



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