Korea Startup Forum東南圏協議会発足5周年「地域エコシステムをリードするコミュニティへ」KORIT

Korea Startup Forum東南圏協議会発足5周年「地域エコシステムをリードするコミュニティへ」

Korea Startup Forum（コリアスタートアップフォーラム）東南圏協議会が15日、釜山（プサン）市中区に位置するカフェノーティスで、東南圏協議会発足5周年を記念し「Korea Startup Forum東南圏協議会5年間の成長」を開催した。

この日のイベントには、現在3代目協議会会長を務めているvdream（ブイドリーム）キム・ミンジ代表、1、2代目協議会会長を務めたsendy（センディ）チョン・ジェウク取締役、Flasystem（フラシステム）キム・テジン代表など東南圏のスタートアップはもちろん、釜山広域市、釜山地方中小ベンチャー企業庁、釜山創造経済革新センター、蔚山（ウルサン）創造経済革新センター、慶南（キョンナム）創造経済革新センター、釜山商工会議所、釜山テクノパーク、釜山経済振興院、中小ベンチャー企業振興公団慶南青年創業士官学校、KDB産業銀行、Korea Venture Investment Corp（韓国ベンチャー投資）、SERIES VENTURES（シリーズベンチャーズ）、慶南ベンチャー投資、韓国エンジェル投資協会東南圏エンジェル投資ハブ、次世代企業人クラブなど、創業エコシステム関係者まで合計100人が参加し、これまでの成長を祝い、相互の連帯を強化した。イベントは2019年、東南圏協議会の前身である釜山協議会が発足を宣言した場所で再び開催され、その意味を深めた。

まず、Korea Startup Forumチェ・ソンジン代表の歓迎の挨拶からはじまり、キム・ミンジ協議会会長が過去5年間の東南圏協議会の主な活動を回顧し、成果を共有した。2019年2月、30余りの会員スタートアップと共に釜山協議会として発足した東南圏協議会は、2022年に釜山・蔚山・慶尚南道を網羅する協議会に拡大し、現在350以上の会員企業が活動する、地域代表起業家コミュニティに成長した。これは発足当初に比べ、約12倍近く成長した数値で、会員企業間の自主的で密度の高い交流とビジネス協力が重要な原動力となった。また、地域関係機関や中堅企業とのパートナーシップの拡大で地域内の影響力を高め、健全な創業文化を形成している点、東南圏スタートアップのための創業政策提言、エコシステム活性化活動も成長の主な要因として挙げた。

続いて行われた成長トークでは、nothing better（ナッシングベター）、Marine Innovation（マリンイノベーション）、V-Dream、sendy、Snack（スナック）365など、5社の創業者が創業後に経験した喜怒哀楽を共有し、協力強化を誓った。彼らは地域の起業家として、連帯と交流により成長の原動力を得た様々な事例で参加者の共感を得た。

イベントの最後は、東南圏協議会の5周年宣言文の朗読で締めくくられた。キム・ミンジ協議会会長と運営委員は、△創業家精神の拡散による革新価値伝播△ビジネス成長集中△地域創業エコシステム活性化のための政策活動強化△グローバル成長進出支援△「スタートアップしやすい国」のための起業家コミュニティーのロールモデル提示などによる地域の健全なエコシステムを構築し、グローバル成長を試みることを強調した。

キム・ミンジ協議会会長は「東南圏協議会が地域のスタートアップエコシステムをリードする核心コミュニティに成長できた理由は、起業家の連帯と結束の力を証明したからこそ可能だった」とし、「人口流出と地方消滅だけでなく、国内外の景気低迷など、まだ解決すべき問題が多々あるが、起業家精神と連帯の力を基に、地域問題の解決策を積極的に提示し、地域と共に成長するという最優先価値に基づいて、今後も緊密に協力していきたい」と明らかにした。

一方Korea Startup Forumは、6月25日、釜山ベクスコで第2回「釜山スラッシュ（BUSAN Slush'D）」を開催する。昨年初めて開催された釜山スラッシュは、Korea Startup Forumが韓国に誘致したフィンランドの大型スタートアップイベント「Slush（スラッシュ）」のスピンオフイベントであり、地元中心のイベントとして、1,000人余りの来場者を集め、成功裏に開催された。今年は、地域の潜在的なスタートアップが海外市場に進出できる踏み台を設け、学生・予備創業者支援による地域の創業文化の拡散に注力する予定だ。