法律AI翻訳「Bering Lab」、30億ウォン規模のプレシリーズA資金調達
法律AI翻訳「Bering Lab」、30億ウォン規模のプレシリーズA資金調達
法律専門AI翻訳企業Bering Lab(ベリングラボ、キム・ジェユン、ムン・ソンヒョン共同代表)が30億ウォン(約3億2,200万円)規模のプレA資金調達をした。今回の投資は、SBVA(旧SoftBank Ventures、ソフトバンクベンチャーズ)の主導で行われ、ハーバード・スタンフォード・ワトソンビジネススクールの卒業生が設立した米国のベンチャーキャピタルThe MBA Fundが参加した。
2020年に創業したBering Labは、法律分野に特化したAIエンジンを開発し、汎用AI翻訳に比べて優れた性能を実証した。Bering AI、Bering AIプラスなど2つのサービスを提供しており、140余りの法律事務所、企業法務チームなど、世界で300余りの顧客を確保した。ソリューションの再購入率が90%を超えるほど、精度とスピードで好評を博している。
Bering AIはサブスクリプション型AI翻訳プラットフォームで、中小規模の法律事務所や個人弁護士、専門翻訳者の業務を補助できる製品だ。単純なテキストだけでなく、複雑な形式の文書の翻訳もサポートする。
Bering AIプラスは、より高い精度を要求する法務・特許法人、企業、政府機関などを対象としている。AIの初版翻訳の後、その成果物を30カ国から500人余りの弁護士と800人余りの専門翻訳者が監修することで、99%の品質精度を達成したのが特徴だ。
今回の資金調達を足がかりに、Bering Labはユーザーエクスペリエンスを強化するとともに、グローバル市場進出を本格化させる計画だ。すでにBering Labは、米国、香港、シンガポール、日本など15カ国で顧客を確保し、海外ビジネスの可能性を検証した。技術的にもファーウェイクラウドスタートアップコンペティション、グローバルリーガルテックベンチャーデー大会などで連続優勝し、注目を集めている。
また、Bering Labは法律と特許を越え、金融、臨床、ITなど、様々な専門分野にサービスを拡大する計画だ。各企業や産業に特化した業務用翻訳機の構築サービスも提供予定だ。
今回の投資を主導したSBVAのイ・セヨン責任者は、投資の趣旨に関連し「Bering Labは、韓国の法律翻訳で独歩的な企業であり、法律の専門性とAI技術力を基盤に専門翻訳業界に革新を起こしている」とし、「今後、特許と臨床を含む様々な分野にサービスを拡大すると同時に、グローバル市場でも成長することを期待している」と話した。
Bering Labのキム・ジェユン共同代表は、「Bering Labだけの技術と専門性で翻訳業界に新しいビジネスモデルを提示している」とし、「今後、市場とサービス分野を拡大し、各分野の専門家が言語の障壁なしにグローバルに活動できるプラットフォームに成長していく」と意気込みを語った。
<報道資料提供:Bering Lab>
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