Maximizer、創業から2年で累積取扱高700億ウォン

グローバルグロースマーテックスタートアップ「Maximizer（マキシマイザー）」が法人設立から2年で累積取扱高（広告受注金額合計）700億ウォン（約78億4700万円）を記録した。

Maximizerは、Perfect World（パーフェクトワールド） USA、BitMango（ビットマンゴー）、NEXON（ネクソン）などの多国籍企業でマーケティング戦略を遂行したボム・ジヒ代表を中心に2022年7月に設立されたグローバルマーケティング専門スタートアップだ。創業者のゲームとコンテンツ分野の成功DNAと海外市場のノウハウをもとに、Kakao Entertainment（カカオエンターテインメント）、Com2uS（コムトゥース）、NEOWIZ（ネオウィズ）などの大企業から111%（111パーセント）、Loadcomplete（ロードコンプリート）、Thumbage（サムエイジ）などの業界強者のマーケティングを担当した。2022年7月の創業直後の下半期だけで取扱高40億ウォン（約4億4650万円）を突破、2年間の累積取扱高は700億ウォン（約78億円）を突破し、年間平均3倍以上の成長を記録している。

Maximizerの急成長の秘訣は、長年蓄積されたグローバル成功ノウハウと、顧客企業内部データ（1st party data）を活用したグロースマーケティング能力にある。特に、個人情報保護とクッキーレス政策でターゲット広告の効率が低下し、景気減速でマーケティング市場が縮小する中、ユーザーデータを基に製品改善、マシーンラーニング最適化、国別カスタム素材開発などを行うのが特徴だ。単純なマーケティング代行を超え、ビジネスに必要な領域まで支援し、担当したゲームのうち5タイトルをアプリストアのグローバルトップ10に進出させた。

グローバル放置型RPGランキング1位、累積ダウンロード4千万を達成したLoadcomplete（ロードコンプリート）の「Legend of Slime（レジェンドオブスライム）」をはじめ、プロジェクト開始後、新規ユーザー流入を2倍以上確保したNEOWIZの「Cats&Soup（猫とスープ）」、Com2uSの「Soul Strike（ソウルストライク）」など、多数のゲームタイトルを担当し、グローバル認知度を高めた。コンテンツ領域でも2022年からKakao Entertainmentのウェブトゥーン・ウェブ小説プラットフォーム「Tapas（タパス）」のグローバル進出を担当し、最高売上を達成した。

Maximizerは、回復している広告市場とグローバル市場への進出ニーズが高まっている業界の流れに合わせ、下半期本格的な事業拡大に向けた採用に力を注ぐ予定だ。グローバル市場とデータ分析に特化した専門家で構成されたチームは、2023年基準一人当たり発生売上高2億ウォン（約2236万円）を超え、設立2年目のスタートアップにもかかわらず、急速に成長している。

ボム・ジヒ代表は「単純なマーケティング代行よりも、顧客企業が最終的に望む長期的なビジネス成功を一緒に作る点と、世界市場への拡大を支援する点がMaximizerの最大の強みだ。既存顧客企業の95%以上とフォローアッププロジェクトについて話し合いを続けている」とし、「チームの最終的な目標は、内実はあるが、対外的認知度が低い企業を手助けし、世界の舞台で成功することを支援することだ」と述べた。

原文：https://platum.kr/archives/231681