グローバルオープンイノベーションプログラム「MUST. CONNECT」、支援対象8社選定

グローバルオープンイノベーションプログラム「MUST. CONNECT」、支援対象8社選定

Must Accelerator（マストアクセラレーター）が自社スタートアップのグローバル進出支援プログラム「マストコネクト(MUST.CONNECT)2024」に参加するスタートアップ8社を選定した。

今年で3年目を迎える「MUST.CONNECT」は、海外進出を希望するスタートアップのために企業診断から市場開拓、投資連携につながる支援プログラムを提供、シンガポールでロードショーを開催し、グローバル投資家と大企業をつなぐプログラムだ。

特に、今年はシンガポールの名門ナンヤン工科大学(NTU)が「MUST.CONNECT」のプログラムパートナーとして参加し、韓国の技術企業との共同R&Dの機会を模索する。「MUST.CONNECT 2024」は、NTU内の持続可能性(Sustainability)をテーマに建てられた「ガイア革新ポート(GAIA Innovation Port)」で開催予定だ。NTUは、現代自動車やファイザーをはじめとする多数のグローバル大企業と「コーポレーションラボ」を運営し、革新技術の事業化に注力してきた大学だ。

今年の支援対象には、簡単な血液検査でアルツハイマー型認知症を診断し、発症リスクまで見つけるBredis Healthcare（ブレディスヘルスケア）など、バイオおよびデジタルヘルスケアスタートアップ5社と、フィルターなしに水だけで空気を浄化するソリューションを開発したWatervation（ウォーターベーション）など、持続可能なソリューションスタートアップ3社が選ばれた。

参加企業は今月からグローバル能力診断、グローバルスケールアップ及び市場開発戦略支援、現地パートナーの発掘、投資家マッチングまで、グローバル進出に必要な支援を多角的に提供を受ける。また、10月にシンガポールNTUで開催される「MUST.CONNECT 2024」に参加し、グローバル投資家とビジネスパートナーが1:1で会う機会を持つ。

Must Acceleratorのイ・ジソン代表は、「韓国企業が現地の大企業などと直接会って実際のビジネスチャンスをつかむことに注力している」とし、「シンガポールの技術マーケットプラットフォームであるIPIとNTUだけでなく、グローバル大企業などの積極的な支援があり、今年はこれまで以上に多くの成果を上げられると期待している」と話した。

<MUST.CONNECT 2024の選定企業>

• ライフサイエンス&デジタルヘルスケア

△BioResearchAI（LLM基盤の製薬バイオリサーチSaaSサービス）△Bredis Healthcare（血液検査で認知症などの疾病診断）△ABLE Labs（バイオ実験自動化ロボット/ソリューション）△AI.ble Therapeutics（音声基盤の認知障害/認知症スクリーニング）△Curious Biotech（抗生物質感受性/適性度迅速検査ソリューション）

• 持続可能なディープテック

△AP Green's（低温プラズマ基盤のクリーン水素生産）△Watervation（水だけで微細粒子/有害ガスを処理するソリューション）△PHARMPRO（IoT技術を活用した家畜の健康管理ソリューション）

原文：https://platum.kr/archives/228737