NAVER HyperCLOVA X、創作ツールとして活用範囲を拡大

NAVER HyperCLOVA X（ネイバーハイパークローバエックス）が、クリエイターの創作ツールとして活用範囲を広げる。

NAVERが12日、HyperCLOVA Xベースの創作ツールである「CLOVA for Writing（クローバ・フォー・ライティング）」の一部機能をインフルエンサートピックに適用した。「 CLOVA for Writing」は、NAVERのコンテンツ制作ツール「スマートエディター」にHyperCLOVA Xを組み合わせ、創作者と事業者の文章作成を支援するツールだ。NAVERは今後、CLOVA for Writing機能をNAVERサービス内の様々な領域に拡大適用し、中小企業とクリエイターが競争力を向上できるよう支援する計画だ。

NAVERインフルエンサーは、インフルエンサートピック発行時にCLOVA for Writingを活用し、ブログの要約とタイトルを素早く作成することができる。インフルエンサートピックは、特定のテーマを中心に複数のコンテンツをまとめ、一つの完成された文章に再構成するキュレーションサービスで、現在約2万人のNAVERインフルエンサーが月7千個のインフルエンサートピックを発行している。CLOVA for Writingにより、クリエイターがインフルエンサートピックを発行するのにかかる時間を節約し、よりクリエイティブなアイデアとコンテンツ開発に集中することができると期待される。

NAVERは今年、ブログサービスでCLOVA for Writingを活用したAIライティング機能を実験し、技術高度化に集中する計画だ。現在、AIライティング体験を希望する一部のブログユーザーを対象に、5日からユーザビリティテストを行っており、NAVER公式ブログにもCLOVA for Writingを試験的に適用し、実効性をチェックしている。NAVERは、実際のブログユーザーとブログ運営陣から様々なフィードバックを収集し、CLOVA for Writingがクリエイターにとって、より有用なライティングツールとして活用できるように性能を向上させる予定だ。

NAVERは、世界初の超大規模AI商用化に成功した後、「みんなのためのAI」という方向性のもと、SMEと創作者がAIを活用し業務効率と競争力を強化できるように支援してきた。NAVERは2022年からHyperCLOVAをベースに、スマートストアの顧客問い合わせを分析・要約し、販売者に「よくある問い合わせ（FAQ）」を推薦してくれる「CLOVAライブチャット」ソリューションとトレンディなマーケティングフレーズを自動的に生成する「CLOVAメッセージマーケティング」ソリューションを提供している。また今年6月には、ブログやスマートストアから商品の情報を分析してライブコマースのキューシートを自動で作成してくれる「AIキューシートヘルパー」をリリースし、SMEが簡単にライブコマースに挑戦できるように支援している。

今後NAVERは、NAVERインフルエンサーのような専門コンテンツ制作者が、より多様なAI機能を活用できるように支援し、企業ホームページ運営者など、専門的なライティングツールが必要なユーザーに、ソリューションとして提供する計画だ。現在、様々な企業が「CLOVA Studio（クローバスタジオ）」を通じて、AIライターなど独自のソリューションを作り、チャットボット、マーケティング文言の生成など、創作活動に役立てている。NAVER Cloudプラットフォームを通じて提供されている「CLOVA Studio」は、超大規模AI HyperCLOVAを基盤としたノーコードAI（No Code AI）開発プラットフォームで、文章生成、要約、会話など、自身の目的に合ったAIモデルを、専門的なプログラミング知識がなくても簡単に開発することができる。

NAVER Community CICのハン・ジュン責任リーダーは、「NAVERは、NAVERインフルエンサーをはじめ、Clova for WritingベースのAIライティングサービスを提供し、今後、より多くのNAVERクリエイターに機会を拡大し、彼らがより高い創造性が要求される活動に集中できるよう支援する」とし、「HyperCLOVA Xが、事業者にとって頼もしいビジネスパートナーとして、クリエイターには単純なルーチンを軽減する創作ツールとして活用できるよう、発展させていきたい」と述べた。

原文：https://platum.kr/archives/215110