医療機器ベンチャー企業「CURAUM」、106億ウォン規模のシリーズB資金調達
医療機器ベンチャー企業「CURAUM」、106億ウォン規模のシリーズB資金調達
ヘルスケア専門医療機器ベンチャー企業CURAUM(キュラウム)が総額106億ウォン(約11億7,500万円)規模のシリーズB投資ラウンドを終えた。今回の投資には既存の投資会社であるETRI Holdings(エトリホールディングス)、CKD創業投資、DAYLI Partners(デイリーパートナーズ)と、新規投資会社である新韓キャピタル、IBK企業銀行、サムスン証券、現代技術投資、韓国ベンチャー投資、ROI Investment Partners(ロイ投資パートナーズ)、ビー・ワイ・クロス個人投資組合が参加した。
CURAUMは医療機器専門企業で、口腔センサーとソフトウェア医療機器(SaMD)を融合した次世代医療サービスを開発している。昨年7月には2023NANO KOREA(ナノコリア)で「産業通商資源部(省)長官賞」を受賞した。
CURAUMの医療機器「Oralog(オラログ)」は、慢性睡眠疾患(閉塞性睡眠時無呼吸症候群など)の治療に一番初めに処方される。下顎前方移動装置(COAT)に口腔センサーを融合した形で、各種睡眠データ(酸素飽和度、無呼吸、低呼吸、寝返りなど)の測定が可能だ。収集した生体情報はサーバーに送信され、医療スタッフまたは患者が専用アプリでこれをモニタリングすることができる。
睡眠障害は疾患の特性上、主要な睡眠データを診療時に参考にできるかどうかが治療の重要な鍵となる。「Oralog」は患者の着用の利便性を考慮して治療順応度を高めると同時に、睡眠データの追跡及び管理が可能だ。「Oralog」使用時、医療スタッフは患者の睡眠疾患経過の推移を長期的に把握し、患者別のオーダーメイド診療が可能になると期待される。
「Oralog」は今年2月に食品医薬品安全処(所)の許可を得て、継続的な臨床評価を通じて信頼性と臨床有効性の成果を確保している。
CURAUMのチョン・イルド代表は「Oralogは2023NANO KOREAで産業通商資源部長官賞を、CES2022でInnovation Awardsを受賞し、韓国内外の多くの関心と成功の可能性が認められた。CURAUMは『ベビーユニコーン』企業として急成長し、韓国を代表して世界のヘルスケア産業をリードする先駆者になる」と話した。
原文:https://platum.kr/archives/214350
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