【VC動向】SoftBank Ventures、300億ウォン規模初のセカンダリーファンド結成
【VC動向】SoftBank Ventures、300億ウォン規模初のセカンダリーファンド結成
SoftBank Ventures(ソフトバンクベンチャーズ)が約300億ウォン(約33億円)規模の「SVA(エスブイエイ)2023セカンダリー投資組合」を結成した。
今回のファンドは、SoftBank Venturesの初のセカンダリーファンドで、最大株主変動以後、初めて市場に見せた成功的なファンドだ。特に最近、IPO(企業公開)とM&A(買収合併)市場など、投資回収活動が萎縮した中、満期が到来するベンチャーファンドの流動性を活性化することに意義がある。
ファンド運用期間は5年で、一般的なベンチャーファンドの運用期間が8年前後であるのと比べ、早い回収を目指すのが特徴だ。投資分野では、人工知能(AI)、モノのインターネット、ロボティクス、半導体など技術革新分野と、コンテンツ・メディア、B2Bソフトウェア、プロップテック、ヘルスケアなど市場革新分野で、成長性と収益性を検証した韓国中後期スタートアップに全面的に投資する予定だ。
SoftBank Venturesは今回の新規ファンドを通じて、旧株買収に力点を置く一方、投資財源の一部を新株投資にも活用し、被投資会社と長期的なパートナー関係を構築するという戦略だ。これに加え、SoftBank Venturesが持つグローバルネットワークとカスタマイズされたバリューアップ(Value-up)プログラムを通じて、グローバルスケールアップ(Scale-up)を積極的に支援する計画だ。
代表ファンドマネージャーを務めるSoftBank Venturesチェ・ジヒョン理事は「清算を控えたファンドや役職員の旧株を集中的に買収する計画だ」とし、「投資意思決定に最も重要な要素は、堅固なファンダメンタルと早い回収可能性」と明らかにした。
一方SoftBank Venturesは現在、少なくとも1,000億ウォン(約110億円)規模以上のブラインドファンドの組成に拍車をかけ、今年末結成を目標に、国内外出資者(LP)らと資金募集を議論している。
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