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韓国・中小ベンチャー企業省、AI、宇宙・航空の新規超格差スタートアップ232社を選定

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韓国・中小ベンチャー企業省、AI、宇宙・航空の新規超格差スタートアップ232社を選定

韓国の中小ベンチャー企業部(省)は20日、「24年宇宙・航空分野の超格差スタートアップ」に選定されたCONTEC(コンテック、中部のテジョン所在)で、AI、量子技術など超格差スタートアップの代表と韓国航空宇宙研究院など主管機関の社員ら約20人が参加の下、「新規超格差スタートアップの看板除幕式及び懇談会」を開いた。

今回の行事は、システム半導体、バイオ・ヘルスケアなど10大超格差分野のうち、今年から拡大した宇宙航空・海洋、AI、量子技術など5分野の新規超格差スタートアップの現場の声を政策に反映し、集中育成してグローバル市場に進出できる方策などを議論するために設けられた。10大超格差分野は、システム半導体、バイオ・ヘルス、未来モビリティ、エコ・エネルギー、ロボット、AI、サイバーセキュリティ・ネットワーク、宇宙航空・海洋、次世代原発、量子技術だ。

特に、最近、民間を中心に急激に拡大しているグローバル宇宙市場を先取りするため、今回初めて宇宙・航空分野の7つの超格差スタートアップを選定。創業振興院と、主管機関である韓国航空宇宙研究院など中核支援機関がワンチームで宇宙スタートアップに重点支援することを約束した。

「超格差スタートアップ1000+プロジェクト(DIPS 1000+)」は、昨年から2027年までの5年間、官民合同で10大新産業分野で国家経済の未来をリードする優秀なディープテックスタートアップ1,000社以上を選定し、集中支援を通じてグローバルユニコーンを育成するプロジェクトだ。

一般公募と、民間検証、省庁推薦など様々な方法でスタートアップを募集し、13.1倍の高い競争率(公募方式基準)で韓国内外の最高レベルの評価委員団と国民評価団の厳格で透明性の高い評価を経て、最終的に217社が選定された。

新規に選定された企業は今後3年間で最大6億ウォン(約6,875万円)の事業化資金と企業需要に応じて評価。最大2年間に5億ウォン(約5,729万円)のR&D資金など、計11億ウォン(約1億2,600万円)の資金が直接支援され、政策資金・保証・輸出など連携支援が受けられる。

また、新産業分野別の技術事業化主管機関から産業別特性に合わせた特化支援を受けることになるが、宇宙・航空分野は韓国宇宙航空研究院を通じて保有装備を活用した技術開発と事業化促進、グローバル許認可取得、国際航空宇宙展示会への同行参加及びマーケティングなどの支援を受ける。

選定されたスタートアップを見ると、高度な技術力を有するスタートアップが選定されている。研究員が起業したスタートアップが全体の80.2%(174社)を占め、2023年までの平均累積投資額は89億ウォン(約10億1,900万円)、2023年の平均投資額は18億ウォン(約2億円)で、民間でも技術力が検証された優秀なスタートアップが選定されたことが分かった。

また、2020年から3年間、革新分野創業パッケージ事業の支援を受けたスタートアップのうち、別途評価を通じてグローバル技術成果と売上・雇用・投資成果が優秀なスタートアップ15社を選定。このうち4社は支援事業を通じて成長し、KOSDAQ(コスダック)に上場するなど目覚ましい成果を上げた。

後続支援に選定された優秀スタートアップは、今後2年間、最大10億ウォン(約1億1,400万円)のグローバルスケールアップのための事業化資金が後続的に支援される。

フォローアップ支援スタートアップの場合、最近3年間(20~22年)の平均累積売上高が80億ウォン(約9億1,651万円)、平均雇用95人、平均累積資金調達額は165億ウォン(約18億9,000万円)で、今後のスケールアップ支援を通じてユニコーン企業に成長する可能性が高いことが分かった。

「超格差スタートアップ発足式」は、宇宙・航空分野の超格差スタートアップであるCONTECで開催され、看板の除幕式、会社の主要設備(衛星データ管制室)の観覧、新規選定された超格差スタートアップとの懇談会の順で行われた。

看板の除幕式には、長官、大田(テジョン)・世宗(セジョン)地方中小ベンチャー企業庁長、CONTECのイ・ソンヒ代表、創業振興院(所轄機関)、韓国航空宇宙研究院(主管機関)の関係者らが出席し、看板の除幕を行った。残りの新規超格差スタートアップは、14の地方中小ベンチャー企業庁で看板の授与式を行う計画だ。

続いて、出席者はCONTECの統合管制室を観覧し、小型衛星模型と宇宙地上局基盤の衛星データAll-in-Oneソリューション技術など、スタートアップの主要技術についての説明を受けた。

懇談会はオ・ヨンジュ長官の挨拶を皮切りに、超格差評価委員団の代表である光州科学技術院(GIST)のアン・ヒョソン教授が超格差スタートアップの評価について講評を述べたほか、韓国航空宇宙研究院のペ・ヒジン室長が宇宙・航空超格差スタートアップの支援策を発表した。

その後、航空宇宙、海洋、AI・ビッグデータ、サイバーセキュリティ、次世代原発、量子技術分野の超格差スタートアップ8社の代表と現場からの様々な要望を聞いてそれに回答する懇談会が開かれ、イベントは終了した。

オ・ヨンジュ長官は「今日の懇談会で、AI、宇宙・航空など新産業分野のディープテックスタートアップが韓国の経済を担う新成長動力であることを確認できた」とし、「中小ベンチャー企業部は、韓国のディープテックスタートアップが超格差プロジェクトへの参加をきっかけに、グローバル市場をリードするユニコーンに成長できるよう、すべての政策力を集中して支援していく」と明らかにした。

  • 新規支援217社



原文:https://platum.kr/archives/228056


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