グローバルスタートアップイベント「Try Everything 2024」9月に開催へ
グローバルスタートアップイベント「Try Everything 2024」9月に開催へ
全世界の有望スタートアップと大・中堅企業、投資家・アクセラレーターなど起業エコシステムに関わる人たちが一堂に会するグローバルスタートアップの大祭典「Try Everything(トライエブリシング)2024」が今年9月、韓国の東大門(トンデムン)デザインプラザ(DDP)で2日間、開催される。
ソウル市とMaekyung Media(メギョンメディア)グループ、ソウル経済振興院が主催・主管する今年のイベントは、「New Waves, New Ways(ニューウェイブス、ニューウェイズ)」をテーマに掲げ、AIが引き起こした前例のない変化の激動の中で、人類の道標となる新たな技術を模索する。
「Try Everything 2024」の基調講演者には、Google DeepMind(グーグルディープマインド)の最高運営責任者(COO)であるLila Ibrahim(ライラ・イブラヒム)氏が参加する。Ibrahim氏は、Googleの生成型AIであるGemini(ジェミナイ)の開発状況と戦略も紹介する予定だ。
今年のイベントでは、韓国内外の投資会社とスタートアップ専門機関の参加を拡大し、スタートアップの海外市場進出支援及びオープンイノベーションをさらに強化する予定だ。
ドイツの「The Drivery(ザ・ドライバリー)」のほか、豪州、フランス、オランダ、インド、日本、インドネシアなど様々な国の投資会社及びスタートアップ専門機関、スタートアップが「Try Everything 2024」に参加するためにソウルを訪れる予定で、グローバル展示企画館及びセッションへの参加を通じて、韓国のスタートアップとの交流の場を設ける予定だ。
SK Telecom(エスケイテレコム)が参加するセッションでは、ESGを実践しているスタートアップのIRピッチングと投資家のパネルディスカッションが行われる予定。NAVER Cloud(ネイバークラウド)が運営するセッションでは、大・中堅企業とスタートアップが共に作る新しい技術及びAIエコシステムに関する話が展開される予定だ。また、これらの大・中堅企業は、セッションや企画展示館への参加を通じ、協力のスタートアップを積極的に発掘する計画だ。
このほか、いわゆる「セレブデー」セッションが設けられ、ホ・ギョンファン(コメディアン兼HEO DAK創業者)、チャン・ドンミン(喜劇俳優兼BLUE SKY代表)、リアキム・ユン・ヨウク(1MILLION共同代表)、オム・ホンギル(登山家兼オム・ホンギルヒューマン財団設立者)ら、韓国の著名人の挑戦と成功の背後に隠された率直な話を聞くことができる。
スタートアップの資金調達を活性化するためのIRピッチングと1:1現場ミートアップも行われる。特に今年は前年と異なり、IR専用のステージを新たに設け、様々なスタートアップのIRピッチングを常時観覧できる。
代表的なプログラムとして「2024ソウルユニコーンチャレンジ」最終決選がある。「ソウルユニコーンチャレンジ(旧コリアチャレンジ)」は、グローバルな成長が有望な韓国内外のスタートアップを発掘し、グローバル市場への進出を活性化するためのコンテストで、2020年から毎年開催されている。「2024ソウルユニコーンチャレンジ」は、前年比1億ウォン(約1,097万円)増の2億2,000万ウォン(約2,400万円)規模の支援金と強化された支援特典が魅力で、42倍の競争率を記録した。最終決選で選ばれた企業にはソウル市長賞が授与され、グローバル専門アクセラレーターのプログラムでフォローアップ支援が連携される予定だ。
可能性ある革新的なアイデアを競い合う「全国民起業オーディション」も今年で5回目を迎え、スタートアップ起業への関心と期待がさらに高まるものとみられる。
そのほか、産業銀行が2016年に立ち上げたベンチャー投資IRプラットフォームであるKDB NextRound(ケイディービー・ネクストラウンド)が用意したIRセッション「KDB NextRound:Try Everything(トライエブリシング)スペシャルラウンド」では、国家技術戦略先端産業スタートアップのIR発表とともに、韓国のベンチャーエコシステムの発展のための講演も聞くことができる。
他にも15のミートアップブースを通じて、投資会社/大・中堅企業とスタートアップ間の1:1現場ミートアップが200件以上行われる予定で、スタートアップに実質的な資金調達と技術提携の機会が提供されることが期待される。
ソウル経済振興院のキム・ジョンウ創業本部長は「急変する国際情勢の中、スタートアップのエコシステムは絶えず進化している。Try Everythingは、グローバル経済の不確実性の中で困難に直面しているスタートアップの資金調達の支援にさらに集中し、グローバル起業エコシステムを構成する様々な機関との協力を通じて、スタートアップのグローバル化及び起業文化の拡散に貢献したい」とし、「Try Everything 2024に参加することが単純なイベント参加を越え、グローバルネットワークを拡大し、新たな機会を創出する貴重な場として機能することに期待している」と話した。
原文:https://platum.kr/archives/232931
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