Twelve Labs、700億ウォン規模のシリーズA資金調達...「エンタープライズ事業拡大にスピードアップ」
Twelve Labs、700億ウォン規模のシリーズA資金調達...「エンタープライズ事業拡大にスピードアップ」
映像理解超巨大AI開発企業Twelve Labs(トゥウェルブラボ)」が約5,000万ドル規模(約77億7400万円)のシリーズA資金を調達した。
Twelve Labsは、2021年の創業当初から映像分野の可能性を予測し、マルチモーダルニューラルネットワーク技術を構築してきた。今年3月にリリースした超巨大AI映像言語生成モデル「Pegasus(ペガサス)-1」およびマルチモーダル映像理解モデル「Marengo(マレンゴ)2.6」は、Google(グーグル)、OpenAI(オープンエーアイ)などの商用およびオープンソースの映像言語モデルと比較し、最大43%程度の性能優位性を示し、映像理解技術において独歩的な競争力を証明した。Twelve Labsは、Oracle(オラクル)との長年のクラウドパートナーシップを通じて、数千個のH100など最新のNVIDIA(エヌビディア)グラフィックス処理装置(GPU)クラスターを早期に確保し、マルチモーダル映像理解のための世界初の基盤モデルを開発した。
Twelve LabsのシリーズAラウンドには、New Enterprise Associates(ニューエンタープライズアソシエイト、以下NEA)とNVIDIAの子会社であるNVentures(エヌベンチャーズ)がリード投資家として参加した。また、Index Ventures(インデックス・ベンチャーズ)、Radical Ventures(ラディカル・ベンチャーズ)、DreamWorks(ドリームワークス)の創業者であるジェフリー・カゼンバーグのWndrCo(ワンダーコ)ベンチャーズなど、多数のグローバル有力投資会社が参加し、韓国からはKorea Investment Partners(韓国投資パートナーズ)が参加した。これによりTwelve Labsの累積投資額は、約7,700万ドル(約120億円)に達する。
昨年10月の戦略的投資に参加した大半の投資会社が今回のシリーズAに投資を続き、NEAが新規投資会社として新たに参加した。投資会社はTwelve Labsの独創的なマルチモーダルニューラルネットワーク技術と映像市場に対する理解度、優れた人材の競争力を判断し、投資したという。新規投資会社であるNEAは、約250億ドル(約3兆9175億円)以上の資金を運用するグローバル有力投資会社で、PerplexityAI(パープルレックシティエーアイ)、databricks(データブリックス)、Coursera(コーセラ)などに投資している。特に、NEAのパートナーであるTiffany Luck(ティファニー・ラック)がTwelve Labsの新理事会メンバーとして合流した。
Twelve Labsは今回の投資をもとに、「Pegasus」および「Marengo」モデルのアップデートバージョンを毎月リリースする予定だ。全職を対象とした積極的な採用にも乗り出す。米国ではすでにMicrosoft(マイクロソフト)、Meta(メタ)、NVIDIA、intel(インテル)、cohere(コヒア)などグローバルビッグテック出身の高級人材が参加しており、韓国でも優秀なAIおよびマシーンラーニング研究者と開発者を含む全職域を積極的に採用する計画だ。現在、マルチモーダルニューラルネットワークの学習能力向上を目指してNVIDIAと協力し、既存の言語モデルに特化したTensorRT-LLMの性能改善作業を進めているため、マルチモーダル映像理解分野を先行する計画である。
NVentures代表であるNVIDIAの副社長Mohamed Siddeekは「マルチモーダル画像理解技術は、生成AIの核心要素」とし、「Twelve Labsの優れた画像理解技術とNVIDIAの加速コンピューティングを基に、エンタープライズ顧客を満足させることができる様々な研究の協業を継続していく」と述べた。Korea Investment Partnersのキム・ミンジュンチーム長は「LLM(大型言語モデル)市場は、OpenAIをはじめとするビッグテック中心にいわゆる”彼らだけのリーグ”が形成されているが、マルチモーダル映像理解AI市場はTwelve Labsがグローバルリーディング企業になれると判断し、昨年の戦略的投資に続き、今回のシリーズAまで参加した」と述べた。
Twelve Labsのイ・ジェソン代表は、「現在、約30,000人以上のユーザーがTwelve LabsのAPIを活用しており、今年初めからVidispine、EMAM、Blackbirdなどのグローバルメディア資産管理プラットフォームとのパートナーシップを本格的に開始した」とし、「今回の投資で、映像理解モデルの開発および高度化を加速させ、スポーツ、メディア、広告、セキュリティなど産業全般にTwelve LabsのAPIが活用できるよう、エンタープライズ事業拡大にスピードを上げていきたい」と述べた。
原文:https://platum.kr/archives/228932
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