電気飛行機専門会社「TOFF MOBILITY」、sopoong Venturesなどからシード資金調達

電気飛行機専門会社「TOFF MOBILITY」、sopoong Venturesなどからシード資金調達

電気飛行機専門会社のTOFF MOBILITY（トフモビリティ）が、インパクト投資会社であるsopoong Ventures（スプーンベンチャーズ）とNextdream Angel Club（ネクストドリームエンジェルクラブ）からシード資金調達をした。今回のTOFF MOBILITYの資金調達は、今年3月の江原（クァンウォン）道創造経済革新センターに続く2回目のシード投資で、今後の事業運営に弾みがつくとみられる。投資規模は非公開だ。

TOFF MOBILITYは昨年7月に設立した持続可能な航空モビリティスタートアップで、アジアの電気飛行機産業を開拓している。設立1年で代表的なグローバル電気飛行機会社と活発な技術協力を続けており、韓国の電気飛行機1号機の導入及び認証体系を構築。韓国空港公社の育成企業となったほか、国土交通部（省）の電気飛行機試験事業、地方自治体の事業協力を進めるなど、様々な成果を上げている。

電気飛行機は年平均10%ずつ成長する未来産業で、気候変動対応と航空産業の脱炭素化、騒音被害、原油高騰時代の代替策として注目されている。

TOFF MOBILITYは、航空レジャー及び訓練事業をはじめ、地域間の移動の利便性を提供するサービスで2030年までにアジア最大のe-mobility会社として発展することを目指している。

UAMをはじめ、AAM(advanced air mobility)産業の成長時期に合わせ、今回の調達金はトータルソリューション(EV AIR CARE)のための研究及び開発、電気飛行機の保有数拡大などに活用する計画だ。特に、sopoong Ventureはアジア気候テック専門企業で、2023年下半期のアクセラレータリングプログラムを通じて、TOFF MOBILITYとの関係を構築した。これと関連し、sopoong Venturesのチェ・ボムギュ審査役は「航空産業におけるカーボンニュートラルの必要性と市場環境における制度的要求は想像以上に速く、急激に増加している」とし、「航空モビリティのパラダイムが転換し始めた今、韓国で最も早く電気航空機市場を開拓しているTOFF MOBILITYの能力と先取効果の構築可能性に多くの期待を寄せている」と話した。

チョン・チャニョン代表理事は「韓国の未来航空モビリティ市場を開拓し、健全なエコシステム造成に努め、今後、爆発的に成長する環境にやさしい航空モビリティ産業で有意義な役割を果たしていく」と意欲を示した。その上で、「TOFF MOBILITYは今後、アジアNO.1の電気飛行機専門会社として発展していく」と語った。

原文：https://platum.kr/archives/231517