コンソールベースのアクションゲーム開発「tripearl GAMES」、HanaventuresとKona Venture PartnersからプレA資金調達

コンソールベースのアクションゲーム開発「tripearl GAMES」、HanaventuresとKona Venture PartnersからプレA資金調達

tripearl GAMES（トライパールゲームズ）がHanaventures（ハナベンチャーズ）とKona Venture Partners（コナベンチャーパートナーズ）からプレシリーズA資金調達をした。投資金額は非公開。

tripearl GAMESは、20年以上にわたるゲーム開発・サービスの経験を持つベテランたちが設立した会社。PCとコンソールプラットフォームのアクションゲームを集中的に開発してきた。同社はこのような強みを基に、グローバル市場で通用するコンソールベースのマルチプラットフォームゲーム(V.E.D.A)と<レベルアップできないプレイヤー>を開発している。

V.E.D.Aは、世界のコンソールゲーム市場で最も注目されているジャンル「ソウルライク」のゲームだ。ソウルライクのジャンルは難易度が高く、ゲームを購入してもエンディングを見られないユーザーや、エンディングを見られないことを恐れて購入を躊躇するユーザーが多いとされている。V.E.D.Aは「ソウルライク」のジャンルの入門作として開発しており、約3,000万人以上のグローバルゲーマーをターゲットにしている。

tripearl GAMESは、開発から3ヶ月で参加した試合ゲームオーディションでTOP3及びプレイステーションピックに選ばれて期待を集め、2023年のG-STAR（ジー・スター）インディーアワードでは「最も期待されるゲーム」に選ばれた。今年のINDIE CRAFT（インディークラフト）ではTOP1に選ばれるなど、韓国内外の期待を受けながらゲームを完成させている。tripearl GAMESは年末の早期アクセスの資金調達後、来年に正式リリースを計画しており、ウェブ小説やウェブトゥーンへの展開も検討中だ。

同社が開発中のもう一つのゲーム「レベルアップできないプレイヤー」は、北米、日本、タイなどでリリース当日にランキング1位を獲得したカカオエンターテインメントのグローバル人気ウェブトゥーンを原作に開発したコンソールベースのマルチプラットフォームゲームだ。

原作の世界観を活用し、ウェブ小説やウェブトゥーンでは扱われなかった新しいストーリーと主人公キャラクターのスタイルを生かしたスタイリッシュなアクションゲームで、今年1月から制作を開始し、来年末の早期アクセスの資金調達を目指している。

tripearl GAMESは、フル3Dグラフィックゲームの開発時に多くの費用がかかる背景グラフィックやコンテンツの開発スピードを大幅に短縮できる自動化ソリューションを独自に開発。自社制作のゲームに適用して開発スピードを上げている。また、この技術により、ゲーム会社としては珍しくR&D支援事業であるTIPS（ティップス）にも選定され、技術力が認められた。

tripearl GAMESの関係者は「今回の投資金をもとに、ゲーム開発のスピードと完成度を高めることに集中する計画だ」と伝えた。

また、投資したHanaventuresは、「tripearl GAMESのゲーム開発の専門性とソウルライクゲームジャンルの成長性を高く評価した。今後、グローバルゲーム産業をリードするIPになることに期待している」としている。

原文：https://platum.kr/archives/229090