【8月資金調達現況】韓国スタートアップ:フィンテック分野|月間スタートアップレシピ
この記事は、韓国のスタートアップメディア「startuprecipe(스타트업 레시피)」が発行する「月間スタートアップレシピ(월간 스타트업 레시피)」の情報をもとに、資金調達状況や動向を掲載し、企業情報を紹介しています。
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フィンテック分野:2023年8月資金調達現況
中小企業向けの金融サービスに大規模な資金が流入
中小企業向けの金融サービスに大規模な資金が流入し、グローバル市場に拠点を置くフィンテック企業も成長資金を確保した。
韓国信用データ
1,000億ウォンの資金調達、サービス拡大へ
韓国信用データが1,000億ウォン(約110億4,100万円)の資金調達をした。累積投資額は2,600億ウォン(約287億円)で、今回の投資で企業価値は1兆3,000億ウォン(約1,434億9,300万円)と評価された。昨年、ユニコーンとなった韓国信用データは、2017年4月にcash note(キャッシュノート)サービスを発表後、POS(ポス)、企業間取引食材供給、自営業者・小規模事業主専用コミュニティなどを運営。中小事業者の経営管理ソリューション会社として急成長した。cash noteは、売上高、クレジットカードの精算額など、キャッシュフローを把握するのに役立つサービスで、現在、200万を超える事業所に導入され、帳簿、金融、マーケット、政策情報、コミュニティなど、小規模事業主に向けた多様なカスタマイズサービスを提供するプラットフォームに拡大した。今回の投資で、経営者の店舗運営と資金繰りに役立つサービスを提供する計画だ。
Balance Hero(バランスヒーロー)
300億ウォンの資金調達、ネオバンク・プラットフォームの拡大など計画
Balance Hero(バランスヒーロー)が300億ウォン(約33億1,200万円)の資金調達をした。インドでフィンテック事業を運営しているBalance Heroは、2016年に現地人口に特化した先払い制通信料チャージサービスを発表し、その後、公共料金の支払い、コマース保険サービスなどに機能を拡大した。2019年には、代替信用評価体系(ACS:Alternative Credit Scoring System)を通じて低信用者向けの少額融資を提供して事業拡大に取り組み、2021年には黒字転換に成功した。今回の資金調達を通じて、中信用市場への進出と今後のネオバンク・プラットフォームの拡大及び上場推進に注力する計画だ。
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