【2023年12月】韓国スタートアップ資金調達動向まとめ|月間スタートアップレシピ
この記事は、韓国のスタートアップメディア「startuprecipe(스타트업 레시피)」が発行する「月間スタートアップレシピ(월간 스타트업 레시피)」の情報をもとに、資金調達状況や動向を掲載し、企業情報を紹介しています。
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2023年12月:韓国スタートアップ企業投資概要
スタートアップ投資は前月比微増の3,853億5,000万ウォン、上昇傾向で1年締めくくる12月のスタートアップ投資は前月比小幅上昇の3,853億5,000万ウォン(425億9,400万円)を記録し、上昇傾向で2023年を終えた。件数は118件で、11月より多くの取引が行われたが、初期投資が中心で、比較的資金の流入は少なかった。資金調達金は前年同月比では41%下落となったが、2023年初頭と比べると48%上昇した。
最も多くの資金を調達したのはOKESTROで、1,300億ウォン
クラウドソフトウェア企業のOKESTRO(オーケストロ)が1,300億ウォン(約143億6,800万円)を調達し、最も多くの資金を引き寄せた。また、リセールプラットフォームKREAM(クリーム)が昨年3月に続き500億ウォン(約55億2,500万円)の追加資金を調達、ユニコーンの地位を得た。さらに、3Dアニメーション制作企業のLOCUS(ロカス)が240億ウォン(約26億5,100万円)を確保した。
100億ウォン以上の投資は11件、1,000億ウォン以上は1件
100億ウォン(約11億円)以上の投資は11件、1,000億ウォン(約110億5,000万円)以上の投資は1件だった。段階別では全118件中、シード取引が42件に上るなど、シード投資が多い月だった。シードからシリーズAまでの初期投資率は60%に迫った。
久々に予備ユニコーンの買収事例
スタートアップ買収合併は減少傾向にあるが、12月には久しぶりに予備ユニコーンの買収のニュースがあった。AI教育会社Riiid(リード)は英語学習コンテンツのQualson(コルソン)を買収した。idus(アイダス)を運営するBackpackr(バックパッカー)は10×10(テンバイテン)を買収し、スモールブランド連合を結成した。
分野別分析
- ソフトウェア分野に最も多くの資金
- ヘルスケア分野はデジタルヘルスケアに資金が流入
- 環境・持続可能性分野に投資家が注目
分野別では、ソフトウェア分野に最も多い資金が集まった。ヘルスケア分野はデジタルヘルスケアに資金が流入し、上位圏を保った。代替肉、代替タンパク質などの環境・持続可能性分野は初期投資がほとんどだったが、投資家の注目が集まっている。
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