「Google・MSは道を開けて」…NAVERが超巨大AI「HyperCLOVA X」をリリース
「Google・MSは道を開けて」…NAVERが超巨大AI「HyperCLOVA X」をリリース
- NAVERが技術カンファレンス「DAN 23」開催
- 対話型AI「CLOVA X」と検索サービス「CUE:」を 公開
NAVE(230,500ウォン ▲15,000 +6.96%)の次世代超巨大AI「HyperCLOVA X(ハイパークローバーX)」がベールを脱いだ。
NAVERは24日、技術の方向性と事業戦略を共有するカンファレンス「DAN 23」を開き、生成型AIのHyperCLOVA Xを公開した。HyperCLOVA Xは、2021年に世界で3番目に開発されたLLM(巨大言語モデル)「HyperCLOVA」を高度化したものだ。韓国語だけでなく英語能力も強化した。これをベースにした対話型AIサービス「CLOVA X」と検索サービス「CUE:(キュー)」を発表したのだ。
NAVERのチェ・スヨン代表は、「これまで検索をはじめ、ショッピング・予約・レビュー・UGC(ユーザー生成コンテンツ)・地図・動画などに、様々なAIベースのレコメンド技術を適用した。これにより、技術を高度化し、使いやすさを向上させてきた。」とし「数十年間積み重ねてきたユーザーに対する理解、サービス運営ノウハウ、技術力などは、すべてHyperCLOVA Xの競争力を強力に支える基盤だ。」と強調した。
NAVER印のChatGPT「CLOVA X」公開…「CUE:」は9月にリリース
/写真=NAVER
NAVERは営業収益の22%をR&D(研究・開発)に投資し、技術を向上させながら、良質のデータを確保してきた。今年11月にはハイパースケールデータセンター「GAK Sejong(ガクセジョン)」がオープンする。単一企業としてはアジア最大規模で、60万台以上のサーバーを収容できる。今後、超巨大AIの「頭脳」の役割を担う予定だ。
OpenAIのChatGPTに対抗するCLOVA Xも公開した。創作・要約・推論・翻訳・コーディングなど様々な回答を提供できる対話型AIサービスだ。質問と回答が連続するマルチターン(multi-turn)会話も可能だ。NAVER内外の様々なサービスAPIをつなぐ「スキル」システムを導入したことで、回答の限界を補完し、様々なバーティカルサービスにアクセスできるようにした。
MSの「Bing Chat(ビングチャット)」やGoogleの「Bard(バード)」のような新しい検索サービスCUE:(キュー)も9月にベータサービスを開始する。複雑で長いクエリを理解し、信頼性の高い最新情報を活用した検索結果を提供するのが特徴だ。特に、生成型AIの限界とされるハルシネーション(幻覚)現象を最小限に抑えた。内部テストの結果、自社技術搭載後、幻覚現象が72%減少したという。
「超巨大AIで販売者・クリエイターの競争力向上」
NAVERはHyperCLOVA Xで利用者と販売者、クリエイターの競争力を高める方針だ。チェ代表は、「NAVERの競争力は、多様なサービスとパートナーが互いにつながり、成長に導き、それが再びプラットフォームの成長につながる『ウィニングループ』構造だ。」とし「HyperCLOVA Xは、このようなウィニングループをさらに加速させるだろう。」と期待している。
その一環として、ユーザーが日常で使える生成型AIベースの技術ツールをリリースする。△販売者が生成型AIで事業運営効率を高める技術、△クリエイターのためのライティングツール「CLOVA for Writing」、△広告主のための生成型AIベースの広告商品「CLOVA for AD」など、NAVERサービスの至る所に生成型AIを導入した。
チェ代表は、「NAVERは技術で世界を変える夢を描いている。」とし「生成型AIという新しい変化を迎える準備も整った。」と自信を見せた。また、「NAVERと共にする販売者、クリエイター、パートナー企業が多様性を保ちつつ成長できるよう、強力な技術とサービスで支援する。」と述べた。
一方、この日のイベントでは、NAVER LABSが研究中のロボット用AIファンデーションモデル、NAVERのAI倫理政策、スタートアップとのAI生態系構築論などが公開された。NAVER Pay、NAVER Webtoon(ウェブトゥーン)、グローバルC2Cビジネスなど、チームNAVERの様々な事業の現状と方向性も紹介された。
<画像=NAVERのチェ・スヨン代表/写真=NAVER>
原文:https://www.unicornfactory.co.kr/article/2023082409045432316
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