MOREHのCEO「NVIDIAの独占を阻止する」…超巨大AI時代の核心は?
MOREHのCEO「NVIDIAの独占を阻止する」…超巨大AI時代の核心は?
「超巨大人工知能(AI)の時代を迎え、AI技術スタック全体におけるインフラ、特にインフラソフトウェア(SW)の役割が本質的に変わりつつある。SWを通じて計算リソースをうまく活用することが、超巨大AIの品質を左右する重要な要素だ。」
5日 AIインフラソリューションを運営するMOREH(モレ)によると、チョ・グァンウォン代表は2日に開かれた「KT(35,600ウォン▲1,100 +3.19%)クラウドサミット」の発表で、「SWでコンピューティングインフラを構築し、活用する能力を開発して、数百、数千のグラフィック処理装置(GPU)を同時にうまく活用することが重要だ。」と述べた。
現在、AIコンピューティングインフラ市場の演算半導体部門は事実上、NVIDIAのGPUが独占している。AIサービスとソリューションのほとんどは、NVIDIAのSWプログラミングプラットフォーム「CUDA(クーダ)」をベースに開発される。
MOREHは、AI用半導体市場の90%以上を独占しているNVIDIAに対抗して、「NVIDIA離れ」を可能にするSWを開発した。AI半導体自体はハードウェアだが、競争の核心はSWにあるという。
MOREHのSWは、大規模言語モデル(LLM)など主要なAIサービスを開発・運営する過程で、NVIDIAへの依存度を下げることができる。AMDのInstinct GPUとともにKTのAIクラウドで、「ハイパースケールAIコンピューティング(HAC)」という名前で商用サービスとして提供されている。
また、MOREHが独自開発したLLMは、今年初めに世界最大の機械学習プラットフォームであるHugging face(ハギングフェイス)の「オープンLLMリーダーボード」評価で77.29点を獲得し、世界1位になった。
MOREHは、韓国のスーパーコンピューター「Chundoong(チョンドゥン)」を開発したソウル大学マニコアプログラミング研究団の出身者らが主軸となり、2020年9月に設立した企業だ。昨年10月に、AMDとKTなどからシリーズBラウンドで、2,200万ドル(約34億円)規模の資金調達に成功して話題になった。
チョ・グァンウォン代表は、「最高レベルのLLMを迅速に開発するためには、効率的なモデル学習方法を確立することが重要である。MOREHの「MoAI」プラットフォームは、高度な並列化処理技法を通じて大規模なAIモデルを効率的に開発・学習できるように支援している」と述べた。
<画像=MOREHのチョ・グァンウォン代表/写真=MOREH>
原文:https://www.unicornfactory.co.kr/article/2024050309575194875
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