"新型コロナ特需は終わった"...オフライン教育を歩むエドテック

"新型コロナ特需は終わった"...オフライン教育を歩むエドテック

新型コロナウイルスパンデミック当時、非対面（オンライン）教育で特需を享受していたエドテック企業が、オフライン教育市場に事業領域を拡大している。景気低迷と新型コロナウイルスエンデミックの影響で、非対面教育の需要が減少したため、事業多方面化に乗り出したとみられる。

13日 マネーネクストユニコーンファクトリーのスタートアップのビッグデータプラットフォーム データラボによると、一部のエドテックスタートアップは、最近オンライン教育特需が終わると大規模な人員削減に乗り出したことが分かった。グローバル学習プラットフォーム「QANDA（クアンダ）」を運営する Mathpresso（マスプレッソ）は、従業員数を2022年7月の240人余りから昨年11月時点で152人に減らした。英語スピーキング学習サービス「HodooEnglish（ホドゥイングリッシュ）」を運営しているHodoo labs（ホドゥラボ）も、2022年5月に79人に達していた従業員数が昨年11月時点37人に減少した。

このような中、最近一部エドテック企業は、自社の個別オーダーメイド教育ソリューションの活用度を高めるため、オフライン教育市場に参入している。タブレットの 大学修学能力試験勉強アプリ「ORZO（オルゾ）」を運営している Sling（スリング）は、昨年12月、江東区（カンドング）コドク塾街に、オン・オフライン統合型塾「The ORZO（ザ・オルゾ）」を開校した。有名教育企業、大峙洞（テチドン）出身の優秀な講師陣とSlingの学習管理ソリューション「Orzo Class」を組み合わせて運営している。

人工知能（AI）数学学習アプリ「QANDA」を運営するMathpressoも、昨年6月から大峙洞に「QANDAイロ」塾を開校して運営している。Mathpressoが8年間蓄積した55億個の数学学習データを基に、内申点、予想問題、難易度の高い問題など様々なコンテンツを学生に提供する。学生の学習状態を診断し、それに合わせた学習カリキュラムを組んでくれる「QANDA数学コーチ」を導入し、講師の授業と学習システムを組み合わせたハイブリッド方式で運営される。ソウル、京畿（キョンギ）、大邱（テグ）など全国の塾でQANDA数学コーチを使用中で、一部の高校でも導入中だ。

先に i-Scream edu（アイスクリームエデュ）は、ソウル大峙洞に小学生専門の国語・数学専門塾「ムンヘワスリ（문해와 수리）」を、ロボット専門エドテック企業である ALUX（アラックス）も小・中等コーディング教育専門アカデミー「AStarCoding（エースタコーディング）」を開校した。

一部企業は、既成の塾と業務提携（MOU）を結ぶ方式でオフライン市場に進出している。Hodoo labsは昨年11月、チョンイジョ語学院と契約を締結し、塾市場に進出した。Hodoo labsは、自社の技術力とチョンイジョ語学院の教授法、学習コンテンツを組み合わせたサービスを共同開発し、今年上半期に発表する予定だ。英語教育AIソリューション「1hour（ワンアワー）」を運営する ZeroXFlow（ゼロエクスフロー）も最近、KYOWON（キョウォン）ウィズと提携し、AIベースの教育システム構築に乗り出した。授業準備から採点、進度管理など、多くの時間がかかるプロセスを短縮し、教員の仕事を減らすことが核心だ。

オフライン塾に進出するエドテック企業が増えているのは、最近、教育部が推進するデジタル転換教育政策と一致している。エドテック業界関係者は「AIデジタル教科書を導入するなど、政府の公教育政策の方向性がデジタル転換に重点を置いている」とし、「没入度の高いオフライン塾の環境に、オーダーメイドオンライン学習ソリューションを組み合わせ、高い学習効果を狙う戦略」と述べた。

新型コロナパンデミック以降、オンライン教育の需要が減ったことが影響したという分析だ。別のエドテック業界関係者は、「パンデミック以降、非対面教育需要が減ると、一部エドテック企業は売り上げが急減し、経営難が続いた」とし、「支店を増やす戦略より、オンラインソリューションを導入する塾の顧客を増やす計画」と述べた。

原文：https://www.unicornfactory.co.kr/article/2024020610160660122