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Kakao InvestmentがDX促進中の日本に注目…専門家マッチングプラットフォーム「ゼヒトモ」に投資

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Kakao InvestmentがDX促進中の日本に注目…専門家マッチングプラットフォーム「ゼヒトモ」に投資

Kakao(カカオ{40,350ウォン ▲800 +2.02%})の投資関連会社であるKakao Investment(カカオインベストメント)が、本格的な日本のスタートアップ投資に乗り出した。DX(デジタルトランスフォーメーション)が加速している日本で、競争力のあるスタートアップを積極的に発掘する目的だ。

24日、ベンチャー・スタートアップ業界によると、Kakao Investmentは最近、日本のスタートアップ「ゼヒトモ(Zehitomo)」に投資した。Kakao Investmentが日本に投資するのは今回が初めてだ。

2015年に設立されたゼヒトモは、JPモルガン東京出身のジョーダン・フィッシャー氏とシティバンクで日本国債トレーディング業務を担当していたジェームズ・マッカーシー氏が、共同起業した人工知能(AI)による専門家マッチングプラットフォームを運営する企業だ。

清掃、家庭教師、事務処理、工事など、1,000以上の分野で、企業と専門家をマッチングしている。現在、ゼヒトモには20万人以上の専門家が登録している。Kakao Investmentの関係者は、「日本国内で急速に広がるDXの流れの中で、ゼヒトモの競争力を高く評価した。」と話した。

Kakao Investmentはゼヒトモ以外にも、日本のB2B(企業間取引)スタートアップへの投資を検討している。当該スタートアップに対するデューデリジェンスは完了しており、投資のための最終検討のみを残している。

日本市場に力を入れる理由について、Kakao Investmentは、「日本経済が回復傾向を見せる中、社会全体でDXが幅広く進んでいる。」とし、「最近の日本のスタートアップ動向を継続的に注目していた。日本への投資を前向きに捉え、積極的に検討している。」と述べた。

韓国より早く高齢化社会に突入した日本は、労働人口の減少に対する課題を抱えている。日本政府はこれを解決するため、DXを積極的に支援している。DX投資促進の税制優遇措置を設け、DXを主導する中央政府機関デジタル庁も設立し、アナログ行政の革新に集中している。

Kakao Investmentの今回の投資は、Kakaoの日本事業を強化するための布石とも解釈される。現在、Kakaoはウェブトゥーン・ウェブ小説のプラットフォームであるKakaoピッコマを中心に日本事業を展開している。しかし、メッセンジャーアプリのLINE(ライン)を中心事業としたNAVER(ネイバー)とは異なり、事業の拡張性には限界がある。

このような状況で、Kakao内の様々な系列会社と連携できる日本のスタートアップを発掘し、パートナーとして育成すれば、より簡単に現地事業を拡大することができる。Kakao Investmentの関係者は、「今回の件は、戦略的投資(SI)ではないが、将来性を見据えて多角的に投資を検討していくつもりだ。」と話した。



</写真提供=Kakao Investment>

原文:https://www.unicornfactory.co.kr/article/2024072409300052577



/media/UNICORN FACTORY
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UNICORN FACTORY

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