日本が独占している内視鏡市場に挑戦状…MedInTechが200億ウォンの資金調達に成功
日本が独占している内視鏡市場に挑戦状…MedInTechが200億ウォンの資金調達に成功
医療用スマート内視鏡を開発するスタートアップMedInTech(メディインテック)が、シリーズBラウンドで、200億ウォン(約23億円)規模の資金調達に成功したと13日に明らかにした。
今回の投資は、既存の投資会社であるAtinum Investment(エイティナムインベストメント)とFuturePlay(フューチャープレイ)、Smilegate Investment(スマイルゲートインベストメント)、Nextrans(ネクストランス)が追加投資を行い、新規の投資会社としてIBK企業銀行、 SL investment(SLインベストメント)、Hanaventures(ハナベンチャーズ)、Wooshin Venture Investment(ウシンベンチャー投資)、Samchully Investment(三千里インベストメント)が参加した。
MedInTechは2020年のシード投資に続き、2022年2月にシリーズAラウンドで80億ウォン(約9億円)規模の資金調達に成功した。今回のシリーズBラウンドまで含めると、累計280億ウォン(約32億円)以上の資金を確保したことになる。
MedInTechは、政府出資研究所である韓国電気研究院で内視鏡関連技術を研究していたイ・チウォン代表とキム・ミョンジュン副代表によって2020年に設立された。医療ロボット技術を基に、従来の内視鏡に比べて直感的かつ便利な操作性を持ち、50%軽量化された電動式内視鏡を開発した。
また、人工知能(AI)技術による異常部位検出ソフトウェアなど、医師の利便性を高めながら誤診を減らすソフトウェアと製品も提供している。
MedInTechは、2級医療機器の許認可を得た電動式消化器内視鏡システムと異常部位検出ソフトウェアで、年内の本格的な市場参入を目指す。ソウル大学病院との臨床試験を進め、計画を加速させる戦略だ。
このため、今回の投資金を量産体制構築や海外進出のための資金として使用する。開発・許認可のプロセスが完了したことを受け、本格的な販売実績の確保に乗り出す予定だ。
MedInTechのイ・チウォン代表は、「50年以上改善されていない機械式軟性内視鏡の問題点を医療ロボット技術とAIで解決する。」とし、「医療従事者には利便性を、患者には安全性を提供できる医療機器を世界市場に広めたい。」と述べた。
Atinum Investment (2,945ウォン▲45 +1.55%)の関係者は、「MedInTechは世界初の電動式制御技術を基にした次世代消化器内視鏡システムを開発した。単純に国産化するだけでなく、既存の海外競合他社と比較して、ハードウェアとソフトウェアの両方で差別化を図っている。」と述べた。
原文:https://www.unicornfactory.co.kr/article/2024051308480897979
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