鼻紋で作れる「ペットの身分証明書」…第1号はUNISTのセラピー犬

鼻紋で作れる「ペットの身分証明書」…第1号はUNISTのセラピー犬

• PIRECOが研究開発特区実証特例を受け、鼻紋ベースのペット登録事業を開始
• アプリをダウンロードして鼻の写真を撮るだけで登録完了…身分証明書発行第1号犬はUNISTのセラピー犬ブリー

犬の鼻の写真を撮ってアップロードするだけで、ペット登録ができるサービスが登場した。指紋が押された住民登録証のように、犬の鼻のしわ（鼻紋）が押された「ペット用身分証明書」を発行してくれる。

蔚山科学技術院(UNIST)は、学生創業企業であるPIRECO（パイリコ）の鼻紋個体識別技術が、規制サンドボックス制度の一つである研究開発特区実証特例に指定されたことを25日明らかにした。

現行法では、ペット登録は埋め込み型チップや外付けの首輪型でのみ可能だったが、今回の実証特例指定により、鼻紋ベースのペット登録も可能になった。

これに伴い、PIRECOは19日、ID:CO（アイディー:コ）アプリをアプリストアに公開し、本格的なモバイル鼻紋認識サービスを開始した。

アプリで鼻の写真を撮って登録すると、身分証明書が発行される。鼻紋ベースの身分証明書を発行した第1号犬は、UNISTでセラピー犬として活躍しているブリー（ボーダーコリー）だ。

すでに埋め込み型チップや首輪で登録が済んでいる場合でも、鼻紋登録を追加で行うことができる。特に紛失リスクのある首輪型の場合、鼻紋登録を追加で行うことで、迷子になるリスクを下げることができると期待されている。現在、登録されたペットのうち53.8%が首輪型で登録されている。

ただし、関連法の改正が完了するまで、従来の方法で登録されていない犬は、首輪または埋め込み型チップの登録方法を併用しなければならない。

PIRECOは鼻紋などの生体情報ベースのペット登録ソリューションを提供する企業で、2018年にUNISTの卒業生が設立した。昨年は、KISA(韓国インターネット振興院)と共同でペット鼻紋をベースにした個体識別技術の国際標準を制定するなど、関連分野で先進的な技術力を保有している。

原文：https://www.unicornfactory.co.kr/article/2024012509281349605